;//////// ;Track1 タイトルコールとこの音源の楽しみ方 ;//////// ;アバンタイトル ;夏葉(小) 【夏葉】「ピンポンパンポーン。このボイスコンテンツは、あやかし郷愁譚の『異聞(いぶん)』になります。 具体的にどういうことかというと〜 このボイスコンテンツでのおにいちゃんは! おにいちゃん兼、夏葉の旦那さんでーす!!! やったー! 夏葉ちゃん大勝利!!!」 【夏葉】「っていうことで、『あやかし郷愁譚』本編がすみちゃんルートアフターアフターなのに対して、この『あやかし郷愁譚異聞』は、夏葉ルートアフターアフター。なんだそうです。夏葉、よくわかんないけど」 【夏葉】「なんかね? 夢に出てきた巫女さんみたいなカミサマに『って、いっとけばオッケーっす!!』っていわれたからいいました! 説明おしまい!!」 【夏葉】「ちっちゃな夏葉の出番はここまでです! ここから先は、おねーさんで、お嫁さんで、そうして……うふふっ! もーっと素敵な夏葉との時間、楽しんでくださいね〜! それじゃあいきます。タイトルコール!」 ;ナレーション(タイトルコール) ;以降はすべて 夏葉(大) 【夏葉】「あやかし郷愁譚異聞。〜夏葉・妊娠六ヶ月〜」 ;環境音 町中の森林公園(森林浴) ;3/右 【夏葉】「(ゆったりとした呼吸音と森林浴のニュアンス。30秒ほど)」 【夏葉】「あぁ……くつろぐ。癒やされる。 ものべのの、どこまでいっても森しか無いみたいな森とは比べようもないけど……それでも」 【夏葉】「アパートのご近所の公園のも、ちっちゃいけれどちゃーんと森だし、安らぐよねー。うふふっ」 ;3/右 接近囁き 【夏葉】「連れてきてくれてありがと。おにいちゃん」 【夏葉】「(ゆったりとリラックスした呼吸*4)……鳥とか木の音。もう赤ちゃんにも聞こえてるのかな。 お耳とかは、もうできてるのかな──どうなんだろ。妊娠6ヶ月って、多分その辺すごく微妙な時期だよね」 【夏葉】「(自分のお腹に手をあてて耳を澄ませる呼吸*4)……胎動、やっと最近はっきり感じられるようになってきたから。えへへっ、きっと今日の素敵な音も──夏葉やおにいちゃんの声も届いてるよね」 :顔を自分のお腹にむけて 【夏葉】「おーい、赤ちゃん、聞こえてますかー。ママですよー。 ママはいま、パパといっしょに、公園にリラクゼーションにきてますよ。 森の素敵な音ですよー」 【夏葉】「(できるだけ抑えた呼吸音、一分ほど)」 ;3/右 囁き 【夏葉】「これならきっと、赤ちゃんにも聞こえたよね。(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あ」 【夏葉】「赤ちゃん、いまちょっと動いた。聞こえたんだ、やっっぱり! ね、おにいちゃん、お腹に耳当ててきいてみて」 ;SE リスナーの右耳に胎動音(一分ほど) 【夏葉】「(幸せな呼吸。一分ほど)…………(微笑)」 【夏葉】「……すごいよね、本当に。おにいちゃんと夏葉の赤ちゃん、おなかの中でどんどん育って── いまきっと、笑って、はしゃいでくれてるんだもんね」 【夏葉】「(穏やかな呼吸→決意の頷きのニュアンスに、4呼吸くらいで)……がんばりたいな。赤ちゃんのためにも」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……今回はパスしようって思ってたけど。出産して、落ち着いて、来年また受け直せばいいやって思ってたけど──保育士資格試験」 【夏葉】「もしもね? もしも来月まで、来月の試験までなんのトラブルもなく過ごせるようなら…… 夏葉、頑張って。いまより素敵なお母さんになって──赤ちゃんのこと迎えてあげたい。 もちろん一番の最優先は、元気に赤ちゃん迎えてあげることだけど」 【夏葉】「だけど、赤ちゃんすっごいいいこにしてくれてるし──応援してくれてる気がするし。 このまま順調にいけるようなら……試験、受けられるのに受けないほうがかえってストレスになっちゃいそうな気がして、赤ちゃんにもよくない気がして──だから、夏葉……(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「あ! ──うん!! もちろん。ちょっとでも無理そうになったら諦める。来年にする。 けど、順調にここまま試験を受けられそうなら──頑張って受けてみる。 そうできたら絶対合格して、赤ちゃんに『ママかっこいい!』って思ってもらちゃうんだ!」 【夏葉】「えへへっ──ありがとおにいちゃん。わかってくれて。支えてくれて。 夏葉ね? ここのところずーっとそのことが気がかりで、ちょっと考えこんじゃうことが多くて──あ」 【夏葉】「だからかー! それで夏葉のこと森林浴につれてきてくれたんだ。 ん〜〜さっすがおにいちゃん! 夏葉の最高のだんなさま!! ──それじゃぁあ、えへへ〜」 ;3/右 (接近囁き) 【夏葉】「もうちょっとだけ甘えてもいーい? 夏葉ね? おにいちゃんにお勉強おしえてもらいたいの」 ;3/右 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──やったぁ! ありがと、おにいちゃん。 そしたら図書館よってから帰ろ? 取り寄せお願いしといた本が入りましたって、さっきメール来てたから。 っと、そーだそーだ、その前に」 ;1/前 【夏葉】「図書館ではおおきな声で喋れないから── おにいちゃんが夏葉の声をききのがさないように、ヘッドホンかイヤホンつけてあげるね? おにいちゃんの、貸して貸して! (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;$=SE ヘッドホン・イヤホン装着 【夏葉】「それじゃあ夏葉がつけたげる。ちょっとのあいだ待っててね。 ん……$──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──はぁいお、装着完了でーす」 ;1/前→;7/左 【夏葉】「それじゃ、ちゃんと聞こえるかチェックするね。 まずは左のお耳から〜」 ;7/左 “で”で→;1/前 【夏葉】「左耳〜 おにいちゃんの左耳〜──で」 ;3/右 “ちっちゃな”から(接近囁き) 【夏葉】「右耳〜 聞こえてますか〜? 聞こえてるなら──へへっ。 ちっちゃな声は、どうですか〜」 ;1/前 【夏葉】「うん! 大丈夫なら大丈夫だね。そしたらそしたらお兄ちゃん!!」 ;7/左 (腕を組む近さ、マイクと同じ視線) 【夏葉】「おにいちゃんの準備ができたら、図書館いこー!!」 ;//////// ;Track2 夏葉と図書館 ;//////// ;図書館内小声/囁きでお願いします ;効果音(足音等)も抑えたものでお願いします。 ;7/左 【夏葉】「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 抑えた足音(書棚に沿ってあるく。スニーカー。ゆっくり;7/左→;15/左遠) ;15/左遠 【夏葉】「さ……た……な……は──。 ま……まあ──まか──まく──『マクミリアン姉妹の保育学園運営』あ、あった」 ;(小声だけどよびかけ) ;【夏葉】「おにいちゃん、あった!」 ;SE 抑えた足音 ;15/左遠→;7/左→;1/前 ;1/前 【夏葉】「もし大丈夫なら、内容のチェックここでしていって、 どの本借りれば一番いいか、決めちゃいたいんだけど……(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「えへへ、ありがとおにいちゃん。じゃ、自習コーナーの席、おとなり同士で2つとっといて。 夏葉、本持ってあとから自習コーナーにいくから……あ」 【夏葉】「(はにかむ呼吸)……本何冊か持つくらい、赤ちゃんにも夏葉にも全然影響ないってきっと思うけど──だけどそれでも、気持ちうれしい。ものすごーく」 【夏葉】「じゃ、お言葉に甘えちゃって……(呼吸音)── えへへっ! 軽ーい、楽ちーん!! じゃ、逆に夏葉が先いってるね!」 ;SE 早足の抑えた足音、遠ざかっていく(→F.O.) ;抑えた呼びかけ 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──! おにいちゃん、ここ! ここだよー」 ;9/前遠→;1/前→;3/右 (リスナーがだんだん近づいてきて、隣席に座る) 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 机に本数冊を丁寧に置く 【夏葉】「ありがと、おにいちゃん。 えっと、どれから読もうかな〜……(呼吸音)(呼吸音)──って、あれ? この本夏葉選んでない……って、あ、そーか、おにいちゃんのか」 【夏葉】「よかった。おにいちゃんもご本読んでてくれるなら、夏葉、焦らないでじーっくり借りてく本選べるや。あ、けど」 ;3/右 (耳打ち、囁き) 【夏葉】「おにいちゃんの読書の邪魔にならないようにタイミング見計らうから…… 読んでてわかんないとこでてきたら、教えてもらっちゃっても……(呼吸音)(呼吸音)── やったぁ、えへへ。やっぱりやさしい。大好き」 ;3/右 【夏葉】「そしたら、お勉強タイムだねー。集中集中」 ;SE バッグから辞書をひっぱりだす ;小声でひとりごと 【夏葉】「えと──(呼吸音)──あ、あった、保育学用語辞典」 ;SE 以降、継続で 読書のペラ音を適宜にお願いします。 【夏葉】「ん……(集中した呼吸音、一分ほど)──」 ;$=SE ノートにメモ(以降、指示あるまで同様) 【夏葉】「……あ、ここ──$──この本いいな、テスト出やすいとこがわかりやすい……あ、間違えた。 シキソウのソウって、こっちじゃなくて人相のソウか──(呼吸音)」 【夏葉】「(集中した呼吸音、一分ほど) あー……ここも──$──で…… んー……ん??」 ;3/右 (接近、内緒話) 【夏葉】「ね、おにいちゃん──これ──辞書ひこうにも読み方がちょっとわからなくって── (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あ、うん、それっぽいかも。ひいてみる」 ;SE %=辞書を引く(以降、指示あるまで同様) ;3/右 (小声・ひとりごと) 【夏葉】「ええと──%──な──なわ──なん──なんご……あ、あった! よみかたあってた! 『喃語……乳児が発する定かではない言葉』──あ。ああー、なるほど。 オッケー、それで意味通じる」 ;3/右 (接近、内緒話) 【夏葉】「ありがと、おにいちゃん。邪魔しちゃってごめんね」 ;3/右 (独り言) 【夏葉】「で、と……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ん……。 っと──$──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あれ?」 【夏葉】「喃語とクーイングの違いって──%──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──っと。 ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──そっか、なるほど」 【夏葉】「喉だけから出る、言葉にしようとしてない『あー』とか『うー』とか『く−』とクーイングで。 で、赤ちゃんはきっと『まんま』とかいいたいんだけど、それが言葉になりきってなくって、『あんあ』とかっになっちゃうの、喃語」 【夏葉】「……似て聞こえても、ただ音を出して遊んでるのと、言葉を出そうとしてるの、赤ちゃんからしたら大違いだもんね、うん」 【夏葉】「試験のため意外にも役に立ちそう。この本は借りるので決定! で、次は……」 【夏葉】「(集中して読書の呼吸音。1分ほど)──なるほど……けど……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「これはいいや。で──(呼吸音。30秒ほど)──ん……(呼吸音)──ん、こっちは借りる──っと。(一区切りついた呼吸)」 ;3/右 【夏葉】「(読書をしてる兄を嬉しげに見守る呼吸*6)──あ。うふふっ、おにいちゃんも読み終わった?」 【夏葉】「うん。借りてくの二冊で平気。 いっぺんにたくさん借りすぎても期限内に読みきれなくなっちゃうし、 他の本の内容も多分、それでカバーできてると思うから。それに」 【夏葉】「ここだとやっぱり、おにいちゃんに質問もしづらいし。 本読んでたら、けっこうやっぱり聞きたいところでてきちゃったから」 ;SE 夏葉、机に出してたものをまとめる→立ち上がる。 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──よし、っと。 だからおにいちゃん。おうちにかえろ。 おうちにかえって、もうちょっとだけ──」 ;3/右 (接近囁き) 【夏葉】「夏葉にお勉強教えて、ね?」 ;//////// ;Track3 あったかお部屋で試験勉強 ;//////// ;1/前→;9/前遠→;1/前 【夏葉】「ね、おにいちゃん。アルミホイルって──(呼吸音)(呼吸音)──あ、そうだった。ここだ、ここ。 ありがと……えっへっへっ──これで買ってきたお芋さんに〜〜」 ;環境音 石油ストーブ F.I. ;SE 芋にホイルまいてく 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──夏葉の分できた。 次はおにいちゃんの分……っと──(呼吸音)(呼吸音)──よーし、完成!」 【夏葉】「そしたらストーブに乗せて……よっ──(呼吸音)──ほい、っと」 【夏葉】「あとはいいにおいがしてくるのを待ちながらお勉強してればいいだけだね! っていうか……(微笑)」 【夏葉】「食べ物の匂い、いい匂い〜って感じられるの、ほんとうにうれしくてほっとしちゃう。 ちょっと前までキツすぎたから」 【夏葉】「っていうかおにいちゃん、お勉強、お隣でしてもいい? その方がわかんないとことか聞きやすいし」 ;1/前→;7/左 【夏葉】「(呼吸音)──えへへ、やったぁ」 ;SE 夏葉、リスナーの隣に座る ;7/左 【夏葉】「ふー、おにいちゃんの匂いも落ち着くなぁ。安心できるいい匂い……(思いっきり堪能する深い呼吸)──くつろぐ〜。甘くて素敵な……って、あ」 【夏葉】「あ、ううん。別に大したことじゃない……あー、やっぱりちょっと大したことかな。 あのね? 匂い、おにいちゃんの匂い、甘いでしょ? ってか、夏葉は甘く感じるの」 【夏葉】「で、『かなり激しめの吐きづわりですね』って産科の先生にもいわれちゃったくらい、夏葉、重かったでしょ、つわり」 【夏葉】「もう何してても吐き気して。けど食欲はあるし、赤ちゃんのためにもたべなくちゃだし、脱水にだって気をつけなくちゃで、がんばって。がんばってるのに、食べ物の匂い……特に甘い匂いがものっすごい吐き気トリガーで、お米もパンもうどんも甘い匂いするから、お蕎麦ばっかりすすってすすって──(苦笑)」 【夏葉】「……あの時期にもね? おにいちゃんの匂い──(くんくん、すんすん、す〜〜〜〜〜っ)──ぷはぁ。 こぉんなに素敵に甘いのに、夏葉おにいちゃんの匂いには、むしろつわりを落ち着かせてもらってたよね、って思って。うふふっ! それだけ! っていうか、お勉強お勉強!」 ;SE 本&ノート広げて、カンペンケース開け 【夏葉】「えっと、借りてきた本と──(呼吸音)──ノートと──(呼吸音)──筆箱──(呼吸音)──あれー!!?」 【夏葉】「やだ、なんで? 鉛筆の芯、全部折れちゃってる。 ああ、もう、せっかくやる気になってたのにー」 【夏葉】「まぁいいや。鉛筆削り鉛筆削り、っと──ん〜〜(体伸ばす呼吸)──あ、ありがとうおにいちゃん」 ;SE 鉛筆削り置く、ハンドルくるくる 【夏葉】「……っていうかさ、この鉛筆削りって古いよね、おにいちゃんのときから── え!? お父さんのときから使ってるの? うわ、完全に昭和だね、昭和」 ;$=SE 鉛筆一本を削り機に(以降指示あるまで同じ) 【夏葉】「だけど、それなのに──$ ん──」 ;SE ハンドル回して鉛筆削り "あ"で削り終わってハンドル軽くなる 【夏葉】「(呼吸音*4)──ハンドル軽快にくるくるまわるし── (呼吸音*5)──あ」 ;SE stop ;SE 削り機から鉛筆取り出す 【夏葉】「削り上がりも──(ふーーーーーーーっ)──先っちょほそ〜〜く尖ってるもんね! お父さんのころから使ってるなら、このこの削り機、40歳とか50歳くらいなのかな? だけど全然現役だね! すごい、偉い!!」 %=ハンドル回し(指示あるまで同じ 【夏葉】「そう考ええると──$── %──昔の機械って、すごいよね── (呼吸音*4)──いまはもう令和だっていうのに──((呼吸音*4)全然──っと」 ;SE stop →鉛筆取り出し 【夏葉】「(ふーーーーーーーっ、ふっ!) ……なーんの故障も問題もなく使えてるんだもん。 それにくらべて、ハンディタイプの掃除機とかさー──っと、$」 【夏葉】「何年だっけ? 買ってから──%──多分、三年もたってないよね。 それなのに──(呼吸音*4)──なのにさー──(呼吸音*5)──すぐ壊れちゃって」 ;SE stop →鉛筆取り出し 【夏葉】「まぁ、もっとも──$──んしょ。 この鉛筆削りと──%──ん……(呼吸音*4)── あの細っこいハンディクリーだと──(呼吸音*4)──使ってる部品……」 ;SE stop →鉛筆外し 【夏葉】「(ふーーーーー! ふっ!) 多分、100倍くらい数違うよね。 それだと故障しちゃうのも……$──っと、これでラスト! ん……%──」 【夏葉】「ある程度……(呼吸音*4)──しょうがいないかなーって、気も──(呼吸音*4)、するにはするけど、それでもさー」 ;SE stop →鉛筆取り出し 【夏葉】「(ふーーーーーっ! ふっ!!) なんだかお値段の高い家電ほど壊れやすいみたいな、それで修理も聞かなくって、買い替えしかないみたいなのが多い感じするから。 そこはほんと、なんとかなってほしいなーって思っちゃう。っと」 ;SE 鉛筆をカンペンケースに詰める 【夏葉】「えへへ、準備でーきたっと! それじゃ、今度こそお勉強だね〜──まずはノートに油性ペンで〜」 ;SE 油性ペン筆記音 【夏葉】「日付と──名前と── マクミリアン──姉妹、の──保育──学園──運営──ん! タイトルオッケー。 それじゃあ今度こそ! お勉強開始!」 ;SE 鉛筆を使い、ノートに本の内容をひたすら書き写していく。1セリフ終わるごとにペラ音(継続) 【夏葉】「ん、っと──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あ── 『全てのこどもをあなた自身のこどものように教育しなさい』…… ずごい言葉、これ──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「大事なのは……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── 栄養、衛生──と、習慣……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── 戸外での遊びを中心に……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──健康面を、改善・指導──」 【夏葉】「──お昼寝や沐浴の効能も──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── マクシミリアン姉妹が──(呼吸音)──実践で示して──(呼吸音)(呼吸音)── 知的教育、への──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── 偏重を、見直した──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──」 ;SE $=消しゴムでごしごし 【夏葉】「のちにこれが、保育、学校、の──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── お手本に、なって──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── っと──あ、間違えちゃった──$──んん、っしょ──(呼吸音)(呼吸音)── 保育学園の、だ。で──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──」 【夏葉】「結果、マクシミリアン姉妹による──(呼吸音)(呼吸音)── 保育学園運営、は──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── 1918年のフィッシャーマン教育令にも──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── 大きな影響を与えた──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──書けたー!!」 【夏葉】「そっかー、やっっぱりお昼寝とかも大事なんだね、ちっちゃいこに元気に育ってもらうには。 えへへへ、試験勉強するつもりが、将来の夏葉にも役立っちゃった!──あ」 【夏葉】「(くんくん、すんすん)〜焼けたのかな、お芋。 あま〜い匂いがしてきたね〜──うふふっ! 甘い匂い、おいしそおって思えるの、とっても幸せ!」 ;SE 立つ、棚からお皿出す。鍋つかみはめる ;7/左→;5/後→;13/後遠 【夏葉】「んっと。お皿を用意して〜──(呼吸音)(呼吸音)──で、なべつかみなべつかみ、っと」 ;SE ストーブの上から芋をとり→皿に乗せ→ホイル剥いてく 【夏葉】「よっ──っと──(呼吸音)──えへへ、いい感じっぽい。 ん……で。ホイル……(呼吸音)(呼吸音)──剥がし、て──(呼吸音)(呼吸音)──っと」 ;$=SE 鍋つかみ外す 【夏葉】「(ふーーーーっ、ふーーーーっ、ふーーーーっ、ふーーーーーっ) ん……もう素手で触っても平気かな? ん……$ ──っと、あつっ! けど──ん……大丈夫!」 ;13/後遠→;5/後→;7/左 【夏葉】「えっへへー、そーしたらぁ──」 ;SE 座る ;SE 銀紙剥がし&皮むき ;7/左 【夏葉】「ん……(呼吸音)(呼吸音)──ちょっとずつ、なら──(呼吸音)(呼吸音)── 銀紙──……っ──はがし──て──(呼吸音)(呼吸音)── お芋の──(呼吸音)(呼吸音)──皮、も──(呼吸音)(呼吸音)── むい、ちゃっ──って──(呼吸音)(呼吸音)──っと」 【夏葉】「はいっ! これ、おにいちゃんの分。 お塩でもバターでも、好きにつけて食べてねー。へへっ」 ;SE 銀紙剥がし&皮むき 【夏葉】「で、夏葉も──銀紙──むしって──(呼吸音)(呼吸音)── むしって、むしって──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── で……お芋の、皮も……(呼吸音)(呼吸音)── ちまちま──(呼吸音)(呼吸音)──はがし、て──(呼吸音)(呼吸音)──」 【夏葉】「えっへへー! できた! おっきいお芋。あま〜い匂いでおいしそお!!」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──うん。いただきますして、たべよたべよ! そしたら、せーので、『いただきまーーーーーす』── (あむっ!)」 ;一口目は幸せ→急に悪阻感出て無理に飲み込む 【夏葉】「ん〜〜♪ ──ん……(苦しい呼吸音)──ん…………っ──ん、──むっ── んっ! ん〜〜〜〜〜(ごくっ)」 【夏葉】「ぷあ! お水お水っ──(ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ)──ぷはぁ〜── (6呼吸くらいかけて、荒いだ呼吸を落ち着けていく)──……ふぁ──あー、あーーーーーー」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──あ、んと……えとね? 夏葉、いまちょっとえずきそうになっちゃった──っていうか、気持ち悪くなりかけちゃったの。 お芋、すっごく甘くておいしいのに──なんでかな? カタマリ感? それでスイッチ入っちゃいそうになった感じで……」 【夏葉】「ううううう〜! くやしい! 甘くておいしいから食べた──ひゃうっ!!? あ、いまね、赤ちゃんも動いたの。たぶん、『食べたいよーーーー』って」 【夏葉】「なら……ん──(考え込む呼吸音*3)──あ! そうだ、いいこと考えた!!!」 ;SE 夏葉、立ち上がる 【夏葉】「夏葉、お芋さんきんとんにするっ!」 ;SE 環境音 F.O. ;//////// ;Track4 うらごしごしごしきんとんづくり ;//////// ;環境音 キッチン、お湯がしゅんしゅん(F.I) ;SE ボウルの芋をすりつぶし(継続) ;3/右 【夏葉】「ごりごり、ぐりぐり──(呼吸音)(呼吸音) ごんごん、ごつごつ──(呼吸音)(呼吸音) ボールのお芋を──(呼吸音)(呼吸音) 叩いて〜つぶして〜──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「なめらかに、なめらかに──(呼吸音)(呼吸音) なるように、なるように──(呼吸音)(呼吸音) めだってるのを、ごんごん、ごりごり──(呼吸音)(呼吸音) たたいて、つぶし、て──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「あらかた、かたちが──(呼吸音)(呼吸音) なくなってきたら──(呼吸音)(呼吸音) ねりねり、ねって──(呼吸音)(呼吸音) こねこね、こねて──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「ん……(呼吸音)(呼吸音) ……(呼吸音)(呼吸音) もちょっと──(呼吸音)(呼吸音) こねた、ら──(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE stop 【夏葉】「こんなもんかなー。茹でたのじゃなくって、焼いたお芋だから結構ざらざら残ってるような気もするけど。 どだろ。ん、っと──あ、もう結構さめてる。それじゃあちょこっと、指でつまんで……ん──(ぱくっ)……あー、まだ全然なめらかじゃない気がする」 【夏葉】「おにいちゃんも味見してみる? もしするなら、はい。『あーーーん』」 【夏葉】「(くすぐったい呼吸*3)──んっ。ね、どーお? やっぱりまだざらざら結構残ってるよね。 夏葉、もっとなめらかじゃないときんとんぽくなくってヤなんだけど……」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──うん。やっぱり裏ごししようっと。 おにいちゃんも夏葉も、すみちゃんのきんとんで育ってるもんね。 半端なのだと、おいしいよりも『ん?』っていうのが先にきちゃうよねー」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──って、あ。いまの味見、全然吐き気とかしなかった。 えへへ、やっぱりきんとんになると、懐かしい感じがするからかも。 まだまだ全然及ばないけど、すみちゃんの味って、夏葉の体、安心してくれたのかも──あ」 【夏葉】「(幸せな呼吸 *4)……ね。おにいちゃん」 ;3/右 接近囁き “ふふふっ”で →;3/右 【夏葉】「いまね? 赤ちゃんも、『もっときんとんたべたいよー』って。ふふふっ!」 ;3/右 顔を自分のおなかに 【夏葉】「はいはい。ちょっとだけまっててね。いまの味見よりずーっとなめらかでおいしいきんとん。 夏葉……じゃ、ないや」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──おかあさん。つくって、食べさせてあげるから」 ;3/右(通常) 【夏葉】「あははっ! なーんて、ちょっとだけ気が早すぎたかな。(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ん。だよね。 早すぎじゃないよね。赤ちゃん、まだ産まれてないだけで、おなかにいて──」 ;3/右 接近囁き 【夏葉】「夏葉、もうおかあさんなんだよね」 ;$=SE=ふるいを鍋に乗せる ;3/右 【夏葉】「──! よーし、おかあさんがんばっちゃうぞー!!! まずは裏ごし!! $ふるいをお鍋の上に乗せて、っと」 ;SE ボウルの芋を木べらで端に 【夏葉】「そしたら今潰したおいもさんを〜 木べらではしっこにかきよせて〜」 ;SE ボウルの芋をふるいの上に 【夏葉】「ふるいの上に、どんどん乗せて──(呼吸音)(呼吸音) 乗せてって──(呼吸音)(呼吸音)── 端っこに、くっついてるのも──(呼吸音)(呼吸音)── ぜんぶ、のこさ、ず──ん──(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 木べらについてるのを、ふるいの端でこそげおとす 【夏葉】「木べらにくっついちゃったのも──(呼吸音)(呼吸音)── ふるいの端で──(呼吸音)(呼吸音)── こそげ──(呼吸音)──おとし、て──(呼吸音)──うん!」 ;裏ごし(継続) 【夏葉】「ここまで、きたら──(呼吸音)(呼吸音) 木べらで、ごしごし──(呼吸音)(呼吸音) お芋をこすって──(呼吸音)──こすって、こすって──(呼吸音) おなべに、落として──(呼吸音)──いく、だけで──(呼吸音)」 【夏葉】「いくだけ──(呼吸音)(呼吸音) だけ──ど──(呼吸音)(呼吸音) これが、なかなか──(呼吸音)(呼吸音) 面倒、で──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「ん……(呼吸音)(呼吸音) もちょっと──(呼吸音)(呼吸音) あとは、端っこ──(呼吸音)(呼吸音) きっちり、やって──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──うん」 【夏葉】「ふあー、うらごしとっても面倒ー。 すみちゃんがやってるの見るとひょいひょいすいすいーって感じなのに──あっ!」 【夏葉】「そういえばすみちゃん言ってた! 『裏ごしは熱いうちに、材料が粘らぬうちにじゃぞ、夏葉』って……。 そーだった、夏葉すっかりわすれちゃってた〜!」 【夏葉】「だったら……(呼吸音)(呼吸音)──だよね。 一回潰したら、そこで冷めるし粘りが出ちゃうもんね。 焼きたてのをそのままフルイに乗せて木べらでごりごり裏ごししちゃえば、 きっとその方が楽だし美味しかったんだ〜──や〜ん、残念〜〜」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あ。うん……──! そだね。 残念だけど、失敗じゃないよね。 だって、夏葉式裏ごししたきんとんだって……多分! えっへへ〜、お味見お味見」 ;SE 指できんとんすくい取る 【夏葉】「んっと……(呼吸音)(呼吸音)──(ぱくっ!)──!! ん〜! 指先でも舌先でもなめらか! あまくておいしい! 吐き気もしない!! さいっこー!!」 【夏葉】「ね! おにいちゃんも味見してして──んしょ──(呼吸音)(呼吸音)──っと。 はぁい──『あ〜〜〜〜〜ん!』 (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──えっへへ〜」 【夏葉】「ね? 最高でしょ? あまいでしょ? おいしいでしょお? (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──んふふ〜! うれし。 夏葉、お料理毎日がんばってるもんねー! えらい!!」 【夏葉】「じゃあじゃあ、きんとんに合うおかず……鶏肉とごぼう買ってあるから、それを甘辛く煮付けて……あとはほうれん草の和え物もつくって、お味噌汁は──お味噌汁はおにいちゃんのリクエストでつくろっかなー。 冷蔵庫のなかにあるものなら、なんでもいーよ」 【夏葉】「あ、けど、まだちょっとだけ気が早いか。 もともと勉強の休憩のおやつにするつもりだったんだもんね、おいもさん」 【夏葉】「そしたらおにいちゃん。予定通りにお茶にしよ? このきんとんすっごくおいしいし──えへへ〜!」 ;SE 夏葉立つ ;1/前 【夏葉】「ひと手間プラスで! 夏葉、おやつもつくっちゃうから!!」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track5 ペーストつかって揚ゴマ団子! ;//////// ;9/前遠 (背中向) 【夏葉】「えっとー、バター、バター、っと」 ;SE 冷蔵庫ドアしめ :SE 夏葉足音 ;9/前遠→;1/前→;3/右 ;3/右 【夏葉】「おにいちゃん、お待たせー。っと、換気扇もつけなきゃ!」 ;環境音 キッチン(換気扇) F.I 【夏葉】「お芋のおやつっていったらやっぱりすみちゃんの大学芋だけど── もうお芋、きんとんだから、夏葉、別のにチャレンジするね!」 【夏葉】「っていうことできんとんの半分はおゆはん用にわけといて、 残りの半分を──じゃじゃん! またまたボウルの中に戻します。 んしょっ──っと──」 ;SE 木べらできんとんを鍋からボウルに 【夏葉】「半分……半分──(呼吸音)(呼吸音) ん、もちょっとかな……(呼吸音)(呼吸音) ってか、目分量って案外むつかしいよね──(呼吸音)(呼吸音) ほんとなら、計量した方がいいんだけど……(呼吸音)(呼吸音)──っと」 ;SE セリフあわせでバターきってボウルに 【夏葉】「うん。多分こんなもん。 そしたら、バターを……バターナイフでカットして── ボウルの中に……二切れ──ん──(呼吸音)(呼吸音)──三切れ!」 ;$=SE 片栗粉大さじ1をそのままボウルに 【夏葉】「そしたらここに、片栗粉もいれます。 この分量なら、大さじ一杯くらいでよさそう。 ん……$──っと」 【夏葉】「ぜーんぶいれたら、バターと片栗粉がきんとんと一体になるように、 なめらかになるまで混ぜます」 ;SE 木べらで混ぜ 【夏葉】「木べらで、ごつごつ──(呼吸音)(呼吸音) 最初はバターを──(呼吸音)(呼吸音) 切るみたいにして──(呼吸音)(呼吸音) 縦に、縦に、で──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「バターが、なんとなく──(呼吸音)(呼吸音) くずれて、きた、ら──(呼吸音)(呼吸音) 木べら、だと──うっ──(呼吸音)(呼吸音) こういう、ふうに、コビリついて──(呼吸音)──きちゃう、から──っと」 ;SE 木べらを左手に、右手にシリコンヘラを 【夏葉】「切るのにはむかないけど、くっつきづらいシリコンヘラに持ち替えて、 木べらについたの──ん……$──ぜんぶ、ボウルの、中に──(呼吸音)──おとし、て──(呼吸音)」 ;SE シリコンヘラで混ぜ 【夏葉】「そしたら、今度は──(呼吸音)(呼吸音) シリコン、ヘラで──(呼吸音)(呼吸音) ぐるぐる、ぐるぐる──(呼吸音)(呼吸音) 全部を、ぐるぐる──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「ぐるぐる、まぜまぜ──(呼吸音)(呼吸音) 伸ばして、まぜて──(呼吸音)(呼吸音) なめらかに、なる、まで──(呼吸音)(呼吸音) もーちょっと……(呼吸音)──ん……(呼吸音)──うん!」 ;SE stop 【夏葉】「かなりなめらかになった……よね! バターも片栗粉ももう、完全においもと一体化!」 【夏葉】「そしたら次は〜 バットを出して〜。 そこにゴマを──$──だー、えへへ、まんべんなくケチらず敷きつめます!」 ;SE バット出す ;SE セリフ合わせで 【夏葉】「ヘラで、ペーストを……(呼吸音)(呼吸音)──このっくらいかな? 一口大くらいの大きさにとって、それを手のひらで、そっとやさしく、 ころころこころころ……(呼吸音)(呼吸音)──ころがし、て──(呼吸音)(呼吸音)── はい、ひとつめおだんごになりました!」 【夏葉】「おだんごにしたらバットの端っこにおいといて──っと。 これを、ペーストがなくなるまで繰り返します」 【夏葉】「ペーストとって──(呼吸音)(呼吸音)──ころころまるめて──ころがして──(呼吸音)(呼吸音)── ペーストとって──(呼吸音)(呼吸音)──丸めて、丸めて──(呼吸音)──転がして──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「(一分ほど、作業に集中呼吸音)──っと!」 【夏葉】「でーきた。おだんご6つ。最後の一個は、えへへ、ちょっぴりちっちゃくなっちゃったけど」 【夏葉】「そしたらお団子ごろごろターイム!! バットのに敷き詰めてあるゴマの上を、ペーストだんごちゃんたちに〜 ごろごろころがってもらいます!」 ;SE ごまの上に団子ころがしてゴマ団子にする 【夏葉】「ごーまだんご〜 ごまだんご〜 ごろごろごろごろ ごまだんご〜 おいもとごーまがであったら〜 おいしいだんごになりました〜──っと」 【夏葉】「えっへへー、いい感じでしょ! 綺麗! まぁるい! おいしそお!!」 【夏葉】「この調子でのこりのいつつも!! ん…… (呼吸音)*4 ──っと もひとつ──(呼吸音)*4──んしょ」 【夏葉】「あとみっつ〜 ごろごろ、ごろごろ──(呼吸音)(呼吸音)──で。 このこも──ごろごろ──(呼吸音)(呼吸音)──うん」 【夏葉】「最後のいっこ、ちびっちゃいのは〜 ごまをなるたけたくさんたくさん──(呼吸音)(呼吸音) ごろごろごろごろ──念入りに──(呼吸音)(呼吸音) っと! うん、でーきた!!」 ;$=SE お鍋に油たぽたぽ 【夏葉】「ここまできたら、あげるだけ〜! お鍋に油を──$──おだんごがひたひたになるくらいにいれて〜──(呼吸音)(呼吸音)──っと!」 ;SE コンロ点火 【夏葉】「そしたらコンロに──$──点火! で、 あったまるのをちょっと待ちます──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ん…… どうかな、まだかな──」 【夏葉】「油の温度を知りたいときには〜──じゃじゃ〜ん、菜箸!」 ;$ 菜箸を油にin(いれっぱなし) 【夏葉】「菜箸をこう──$──油に入れて……(呼吸音)(呼吸音)── あ、ほら、ちっちゃい泡が出てきたでしょう? これが大体170度くらいで……(呼吸音)(呼吸音)──このまま加熱をつづけると──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「おっきな泡がぶくぶく出てきた! こうなったら180度だから、この温度をキープできるようにコンロの火を調節して〜(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「で、おだんごたちを投入していきます! どぶん! ってやったら油が跳ねてチョー危ないから、 こうやって──(呼吸音)(呼吸音)──ひとつずつ木さじですくって──油の中に沈めるみたいに……(慎重な呼吸音)──うん。」 ;SE 油の中にだんご投入。以下であと5つ投入 【夏葉】「これを──つぎつぎ──(呼吸音)(呼吸音) おんなんじ、ように──(呼吸音)(呼吸音) くっつかないよう──(呼吸音)(呼吸音) しずめて、しずめて──(呼吸音)ころがして──(呼吸音)」 【夏葉】「うん、オッケー。あとは音が変わるのを待つだけ。 いまはシュワシュワいってるやつが、あげあがるとチリチリピチピチ、ちっちゃくて高い音に変るから」 ;効果音→“あ!”のちょい手前で揚げ上がりの音に 【夏葉】「おにいちゃんも、耳を済ませてよーく聞いててね…… (一分ほど息詰めた呼吸)──あ! ──っ!!! 油からあげなきゃ!」 ;掬い網でだんごをつぎつぎに油からあげ、キッチンペーパーしいたトレイの上にころがしていく 【夏葉】「(集中した呼吸音。1個あげるのに短い1呼吸)*5 ──ラストいっこ──(呼吸音)──よし! っと!!」 【夏葉】「ぜーんぶあげおわったから、えっへへー! あとはキッチンペーパーに油吸わせて、粗熱とれるのを待ったらおいしくたべられちゃうよ!」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──まだかなー (呼吸音)(呼吸音)──もういいかなー……あちっ! (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──んっー ふーーっ! ふーーっ ふーっ! (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ああ、もうがまんできない! 夏葉、いっこいってみる!!!」 ;SE 箸でだんごつまむ 【夏葉】「(ふーーーっ! ふーーーーっ! ふーーーっ! ふーーーーーっ! ふっ! ふっ! ふーーーーっ!) もういいかな……いいよね──ん……指でさわってもあっつくないし、いけるはずっ!」 【夏葉】「いっただきまーす! (さくっ)──ん〜っ!!! んっ! はふっ! は、わっっ──ふあっ! あふっ! あひゅいっ! あっひゅい! へほっ──んっ──(ごくっ)──ふぁ! おいしーーーーー!」 ;$=SE 蛇口ひねってコップに水(水止めない) 【夏葉】「ってか、お水お水っ! $ ──(ごくっ! ごくっ! ごくっ! ごっくんっ!!!)──ぷあー」 ;SE 蛇口ひねって水止 【夏葉】「……あまくてあっつくてこうばしくっておいしかった〜! 夏葉ずーーーっと、油ものってつわりトリガーだったけど、これ、もう全然平気!!!」 【夏葉】「あ、ってかさっきよりさめてると思うし。おにいちゃんもいっこいくよね? 夏葉、あーんてしてあげる」 ;$=SE 箸でゴマ団子つまむ 【夏葉】「んっと──$──んふっ! はぁい、おにいちゃん」 【夏葉】「『あーーーーーーーーーーーーーーーーーん♪』」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track6 食後はふたりで洗い物 ;//////// ;1/前 【夏葉】「ごっちそーーーーさまーーー! おなかいっぱい! えへへっ、とおこさんになっちゃうけど、ごろーんってしちゃお」 ;環境音 室内 ;SE 寝転がる ;(寝転がるので位置離れて) ;9/前遠。ご無理の無い範囲で天井を向く感じで 【夏葉】「おやつのゴマ団子もおいしかったし。ばんごはん、きんとんにあわせた鶏とごぼうの煮物もいいお味だったし。 夏葉もなかなか、お料理の腕あがってきたよね〜。 すみちゃんレベルにはとどかないけど、ありすちゃんはもう超えちゃったでしょ! 多分!!」 【夏葉】「あ、けど──キッチンの綺麗さではまだまだぜーんぜん、ありすちゃんに負けちゃってるよねー。 綺麗なおだいどこなのはすみちゃんもおんなじだけど、綺麗+オシャレ! 理想のキッチン!! って感じ、 夏葉的には、ありすちゃんとこが理想だし」 【夏葉】「そこもちょっとでも近づけるようにがんばらなくちゃ! なんてったって夏葉──えっへへ〜っ──おにいちゃんのお嫁さんなんだから!!──よっ、と!」 ;SE 体起こす ;1/前 【夏葉】「ってことで、お片付けお片付け──って…… (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あはは、平気だよ、おかたづけくらい。 今日は運動量が多いっていっても、妊娠前の半分くらいなもんだと思うし、 そもそも夏葉のお当番の日じゃない。お料理もお片付けも」 【夏葉】「……つわりが一番ひどかった時期は、ぜーーーんぶおにいちゃんに任せちゃってたんだし。 自分の当番の日くらいはちゃあんと……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ぁ……(嬉しい微笑)──うん!」 【夏葉】「それじゃあ、一緒に洗い物してくれるとうれしいな。 夏葉がスポンジで綺麗にするから、そこから先がおにいちゃん──ね!」 【夏葉】「えへへ、それじゃあ食べた食器もはんぶんこでもって──洗い物、しよ!!」 ;SE 蛇口ひねる→水道水ザバー(継続) 【夏葉】「まずは洗い桶にお水をためて〜〜──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 蛇口締め、水とめ ;$=SE 二人分の茶碗とお椀しずめる 【夏葉】「そしたらお茶碗とお椀はつけておきます。お米、乾いちゃったらとりづらくなっちゃうし。 ん……$──っと、うん」 【夏葉】「お米の粒がふやけるまでに、お皿洗いの下準備! 揚げ物の油もう冷えてるから、オイルポットの中に戻して〜」 ;SE 油を慎重にオイルポットに 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──っと」 【夏葉】「そしたらお鍋の中の油を、キッチンペーパーで拭き取ります! $ 新聞紙があれば一番いいけど、うち、いま新聞、パソコンのだもんねー……んしょ」 ;SE キッチンペーパーで鍋拭き取り 【夏葉】「まずは一番上のふちから──(呼吸音)(呼吸音) よこをぐるーーって、ふきとって──(呼吸音)(呼吸音) かどのところ、も──(呼吸音)──丁寧に、で──(呼吸音) 最後はそこを──(呼吸音)(呼吸音)──ごしごし、ごしごし──っと!」 ;SE キッチンペーパーまるめてゴミ袋に 【夏葉】「うへー、手があぶらっぽーい。 けど! これは洗剤で洗ってるうち、自然に綺麗にとれるよね〜。 っていうことで。スポンジに洗剤を──ちゅ〜〜〜」 ;SE 中性洗剤をスポンジに 【夏葉】「で、ためといたお水もちょっとつけて。 油をふいたお鍋をピカピカにあらっちゃいます。んしょ!」 ;SE 時々水をつけながら、スポンジで鍋を洗う 【夏葉】「あわあわ、ごしごし──(呼吸音)(呼吸音) あわあわ、ごしごし──(呼吸音)(呼吸音) スポンジ洗いも──(呼吸音)──油ふくのと──(呼吸音) おんなじ、に──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「上から──(呼吸音)──下にで──(呼吸音) 横を──(呼吸音)──こすって──(呼吸音) 角を──(呼吸音)──洗って──(呼吸音) 最後に──(呼吸音)──そこ、で──(呼吸音)──よしっと」 ;SE stop 【夏葉】「そしたら次はお皿だね〜。 お皿はすぐに汚れが落ちて楽ちんだよね〜」 ;SE 皿をスポンジ洗い 【夏葉】「ふんふんふ〜ん──(呼吸音)(呼吸音) これはものべのからお皿で〜──(呼吸音)(呼吸音) これは犀玉で買ったお皿で〜──(呼吸音)(呼吸音) このちっちゃいのは陶芸体験〜〜(呼吸音)(呼吸音)──っと」 【夏葉】「そろそろお茶碗のお米粒もふやけてると思うし〜 夏葉、ざぶざぶすすいでいくから、 ふきあげだけお願いできたらうれしいな」 ;SE 水道の水出す→すすぎ(継続) 【夏葉】「じゃ、いっくよ〜! ん──(呼吸音)(呼吸音) ざぶざぶ──(呼吸音)(呼吸音) ざぶざぶ──(呼吸音)(呼吸音) すすいで、すすいで──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「お茶碗は──(呼吸音)(呼吸音) ゆすいで軽く──(呼吸音)(呼吸音) スポンジかけて──(呼吸音)(呼吸音) もっかい、ゆすいで──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「お椀も、おんなじ──(呼吸音)(呼吸音) スポンジかけて──(呼吸音)(呼吸音) ざぶざぶ、ゆすいで──(呼吸音)(呼吸音) ゆすいで、ゆすいで──(呼吸音)(呼吸音)──うん!」 ;SE stop 【夏葉】「できたー! おにいちゃんの拭き上げも完璧! さすが夏葉とおにいちゃん! コンビネーション、ばっつぐんだね〜!」 ;3/右 接近囁き 【夏葉】「ま、当然のことだよね。 夏葉とおにいちゃん──夫婦なんだし──(ちゅっ!)」 ;3/右 【夏葉】「えっへへ〜 あとは洗い桶のお水をながしちゃって〜 $ 洗い桶もかるくふきあげたら──(呼吸音)(呼吸音)──うん! 洗い物おしまい! ミッションコンプリート! 赤ちゃんもいいこにしてくれてたし──ん?」 ;あちこち見回す感じでマイク前動いていただけますと幸いです 【夏葉】「ん〜〜〜? ん〜〜〜〜。んんんんんんんん〜〜〜」 【夏葉】「おにいちゃん、これ──シンクとかコンロとか、いつの間にか結構汚れ、たまっちゃってるね」 【夏葉】「これから先、夏葉もっとおなか大きくなったら動くの大変になっちゃうかもだし。 せっかくだし! ね、もしもおにいちゃんがイヤじゃなければ──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──うん!」 【夏葉】「それじゃあシンクとコンロも! おにいちゃんと夏葉で! ぴっかぴっかにあらっちゃおーーー!!!」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track7 キッチンシンクの大掃除 ;//////// ;SE ケミカル洗剤のスプレー ;7/左(あちこち動き回ってもらえると幸いです) 【夏葉】「シュッシュ──(呼吸音)(呼吸音) こっちもシュッシュ──(呼吸音)(呼吸音) あー、換気扇もだね──(呼吸音)(呼吸音) あとは……グリルもやっちゃおっか──(呼吸音)(呼吸音)」 ;環境音 F.I. ;SE stop 【夏葉】「シュッシュ──(呼吸音)(呼吸音) こっちも──(呼吸音)(呼吸音) それと──ここ──(呼吸音)(呼吸音) おだいどこの──壁のタイルも──(呼吸音)(呼吸音)──っと」 ;7/左 【夏葉】「スプレーしたら、ちょこっと待つんだよ。 (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……あ、ほら、油ういてきた。 そしたらこれを拭き取ってくの」 ;SE スプレーした箇所をウエスで拭き取り(継続) 【夏葉】「うわ──わ! めちゃくちゃ落ちる──(呼吸音)(呼吸音) これ、すごいね。ケミカルっていうの──(呼吸音)(呼吸音) あ、うん──これは──(呼吸音)(呼吸音) 病院で、使ってるのと──(呼吸音)──おんなのじの──(呼吸音)」 【夏葉】「夏葉ね、声かけてもらったの──(呼吸音)(呼吸音) 看護師の──(呼吸音)──おねえさんたちに──(呼吸音)──ん。 設備の人がつかってるの──(呼吸音)──すごくいいから──(呼吸音) まとめがいで──(呼吸音)──共同購入──(呼吸音)──あ、ここ、しつっこい」 ;SE スプレー 【夏葉】「追いスプレーして……(20秒ほどじっとい待つ呼吸音)──ん……(呼吸音)(呼吸音)──うん、これでいけるかな?」 ;SE 拭き取り(拭き取り継続) 【夏葉】「んしょ──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音) っと──(呼吸音)(呼吸音) あ、おちてる! えへへ──(呼吸音)(呼吸音) これでここは──(呼吸音)(呼吸音)──よし、っと!!」 【夏葉】「換気扇の拭き取りはお椅子にのらなくっちゃだめだね〜んしょ──っと── (呼吸音)(呼吸音)──あ、やっぱりこれすごい (呼吸音)(呼吸音)──油汚れがつるつる落ちる (呼吸音)(呼吸音)──って、あそか。その話の途中だったね」 【夏葉】「えとね、このスプレー──(呼吸音)(呼吸音) 病院の設備の人が──(呼吸音)──つかってるの──(呼吸音) 看護師さんたちがいいなっておもって──(呼吸音)(呼吸音) わけてもらおうと、したら──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「業務上横領になるってことで──(呼吸音)(呼吸音) 事務長さんに、相談して──(呼吸音)(呼吸音) 共同購入ならオッケーって──(呼吸音)──なって──(呼吸音) それで、夏葉も──(呼吸音)──一口、のったの──(呼吸音)」 【夏葉】「500mlの──(呼吸音)──ペットボトルに──(呼吸音) 小分け、してもらって──(呼吸音)(呼吸音) 300円で、この落ち方──なら──(呼吸音)(呼吸音) スーパーお得……(呼吸音)──すぎるよ、ね──っと!」 ;あちこち見回す 【夏葉】「ん〜〜〜→ ん〜〜〜〜← んんんん〜〜↑ う〜〜〜〜ん↓ えっへへー! ぴっかぴか!!! 新築のおだいどこみたい!!」 【夏葉】「ね、おにいちゃん。いいね、これ。 スプレーヘッドは100円ショップでいくらでも買えるし、 なくなったらまたリピしよーっと! そのタイミングで共同購入あればいいけど」 【夏葉】「って──あ! まだお掃除残ってた! コンロの五徳とバーナーも、いまやっとかないと次いつになるかわからないし、やっちゃおう!」 ;7/左→;1/前(背中向) 【夏葉】「五徳のお掃除には〜 すみちゃん直伝の〜……(呼吸音)(呼吸音)── あれ? ここの棚じゃなかったっけ、んと──(呼吸音)(呼吸音)── あった! 重曹!!!」 ;1/前 【夏葉】「まずは湯沸かし器の温度を50度に設定して──$(呼吸音)(呼吸音) お湯を出して〜──洗い桶にためていきまーす\(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──うん」 【夏葉】「そしたら重曹をザラザラザラ〜 $ (呼吸音)(呼吸音)──たくさん目にいれて、 菜箸でぐるぐるやって〜──\ (呼吸音)(呼吸音)──よーく溶かして」 ;3/右→;1/前→;7/左 【夏葉】「そしたらコンロから五徳をはずして──(呼吸音)(呼吸音)ざぶーん! まるっとつけちゃいます!! ちっちゃいほうの五徳も〜(呼吸音)(呼吸音)──どぼーん!」 【夏葉】「そしたらこのまま放置しちゃって大丈夫なの。 つけ置き洗いしておけば、重曹が五徳の油とかこげ、どんどん緩めてくれるんだ。 だからその間に〜──今度はバーナー!!」 ;3/右 【夏葉】「バーナーまわりも、汚れと焦げがたまっちゃってるから。こっちはケミカルでいっちゃいます! まずはスプレー、これもたっぷり目にかけて〜──$ (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音) ちっちゃい方にも〜 $ (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──うん、こんなもんかな」 【夏葉】「そしたらバーナーを、かるぅくフォークの背で叩きます。 カンカン、コンコン──(呼吸音)(呼吸音) カンカン、コンコン──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「叩いて、焦げをゆるめて、それで──(呼吸音)(呼吸音) ケミカル、しっかり──(呼吸音)(呼吸音) 浸透、させて──(呼吸音)(呼吸音) ちっちゃいほうも、おんなじに──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「んしょ……(呼吸音)(呼吸音) っと──(呼吸音)(呼吸音) あ、浮いてきてる感じ──(呼吸音)(呼吸音) えへへ、そしたら!」 【夏葉】「じゃじゃーん! 夏葉の秘密兵器! 使い古しの歯ブラシです!!」 ;SE 歯ブラシで、ケミカルで濡れてるバーナーをごしごし 【夏葉】「ケミカルが浸透したとこ、この歯ブラシでごしごしやると〜──$ わ!? わわ! すっごい!!! 油と焦げがまじってこびりついてるの! ごそってとれた!!!」 【夏葉】「すごい! 楽しい! 気持ちいい!!! えへへっ! 夏葉! これはぴっかぴかにしちゃうよ〜!!!」 ;SE 歯ブラシで、ケミカルで濡れてるバーナーをごしごし (継続) 【夏葉】「ごしごし、ごしごし──(呼吸音)(呼吸音) ふへへへへへっ、あうっ──(呼吸音)(呼吸音) あんまり、気持ちよく、おちるから──(呼吸音)(呼吸音) 夏葉、変な──(呼吸音)──笑いが、出ちゃった──(呼吸音)」 【夏葉】「けど、これ──(呼吸音)(呼吸音) ほんとに──(呼吸音)(呼吸音) 気持ちいいくらい──(呼吸音)(呼吸音) おちまくる、から──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「夏葉、赤ちゃん──(呼吸音)(呼吸音) 産んだ、あとに──(呼吸音)(呼吸音) もっかい、今度は──(呼吸音)(呼吸音) おうちじゅう、全部──(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE stop ;SE ごしごし (継続) 【夏葉】「っと、今度はちっちゃいの──ん……(呼吸音)(呼吸音) で──あ、そう──(呼吸音)(呼吸音) 出産、したら──(呼吸音)──そのあと、に──(呼吸音) もっかい、今度は──(呼吸音)──おうちじゅう──(呼吸音)」 【夏葉】「自転車、とかも──(呼吸音)(呼吸音) ガラス、とか──(呼吸音)(呼吸音) 網戸、とかも──(呼吸音)(呼吸音) ぜんぶ、ぜぇんぶ──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「ちょっとでも、あぶら──(呼吸音)(呼吸音) つきそうな、とこ──(呼吸音)(呼吸音) 徹底的、に──(呼吸音)(呼吸音) お掃除──(呼吸音)──したい──(呼吸音)──な。っとぉ」 ;SE stop 【夏葉】「ブラシ完了! ちょっと拭いてみて──(呼吸音)──わ! えっへへー、この短時間でこれだけぴっかぴかにできたら上出来だよね! むしろ上出来すぎるよね〜!!」 ;3/右→;1/前→;7/左 【夏葉】「そだ、五徳五徳! そろそろいいよね。重曹溶かしたお湯から…… わわ! 焦げとか油が溶け出してきて浮いてる! すごい!!!」 ;7/左 ;バケツに五徳を浸けたまま、歯ブラシで磨き 【夏葉】「そしたらこれ、このまま──浸けたまま歯ブラシで細かいとこのも落としちゃったほうがいいよね。 ん……っと──(呼吸音)(呼吸音) わ、これだけ浮いても──(呼吸音)(呼吸音) まだ結構、こまかいところ──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「みがくと──これ──(呼吸音)(呼吸音) 鉄の色、見えてきて──(呼吸音)(呼吸音) 焦げと、油──(呼吸音)──うひぃ──(呼吸音)」 ;SE 水からあげてキッチンペーパーで拭き取る 【夏葉】「これ、ペーパーで拭き取ったら……(呼吸音)(呼吸音) わぁ、すっごい──(呼吸音)(呼吸音) 新品みたいになるね、ほんと──(呼吸音)(呼吸音) コンロって、めちゃくちゃ汚れたまっちゃうんだねぇ」 ;バケツ五徳歯ブラシ 【夏葉】「ちっちゃい方も──(呼吸音)(呼吸音) あ……こっちは──(呼吸音)(呼吸音) おっきい方ほど──(呼吸音)──使わない、から──(呼吸音) よごれも──結構──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 水からあげてキッチンペーパーで拭き取る 【夏葉】「よごれ、軽いし──(呼吸音)(呼吸音) 簡単に落ちたし──(呼吸音)(呼吸音) これ、揚げ物とかやるコンロの方が──(呼吸音)(呼吸音) 普通によごれ──(呼吸音)──ひどくなるんだね──(呼吸音)──っと」 ;五徳コンロに戻す 【夏葉】「ふきあげもおーしまい! 五徳コンロにもどしたら〜──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音) えっへへー! キッチンとシンクのお掃除も、これでひとまずコンプリート! だね!!」 【夏葉】「おにいちゃんもおつかれさま〜! って、お鼻にあぶらよごれ飛んでる! 洗って洗って、ってか、夏葉も手とか洗わないと、ちょっとあぶらっぽいもんね」 ;SE 蛇口ひねって水ざー→手洗い ;;$=SE 水とめ ;3/右→“うふふ”で;3/右密着 【夏葉】「っていうか……そっか。しばらくしてなかったよね。 おにいちゃんの──$──うふふっ!」 ;3/右 密着囁き 【夏葉】「今日夏葉絶好調だし。ピッカピカにしてあげちゃうね? おにいちゃんの──お、み、み! (ふ〜〜〜〜っ)」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track8 :夏葉の胎動耳かき(右耳) ;//////// ;ここから母性を出すというか、穏やかでおねーさんっぽい、”もうすぐ母になる”という要素を強調して安眠導入につなげていければうれしいです。 ;3/右(すでに膝枕状態) ;環境音 室内 F.I. ;<ご相談>夏葉のおっきなおなかに後頭部あたってのひざまくらなので、血流ノイズ・心音 (参考)https://www.youtube.com/watch?v=8KdQOjGGWyw&t=23s うっすら乗せて“胎動”につながる感じ、ひざまくら中常時出していただけると嬉しいです 【夏葉】「(穏やかな呼吸)*4」 【夏葉】「……おにいちゃん、膝枕どう? 夏葉のおなかあたっちゃってるけど──窮屈じゃない?」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──そっか。ぽかぽかで安心できるなら、夏葉もうれしい。 あ。っていうか──」 ;3/右 接近囁き 【夏葉】「赤ちゃんもうれしいかも。お父さんと添い寝してるんだもんね。これ」 ;3/右 【夏葉】「うふふっ。おにいちゃんをつたって、赤ちゃんのも耳かきの音、聞こえちゃうかな?」 【夏葉】「……おにいちゃんにも、くっついてるおなかからきっと、聞こえてるよね。夏葉の音。赤ちゃんの音。 夏葉の、きっと、心臓の音」 【夏葉】「……なんだか、ちょっと照れくさい。照れくさいけど、すごく嬉しい。 家族で、親子な感じする。夏葉の音と、おにいちゃんの音と、赤ちゃんの音。 しずかに、溶け合ってるみたいな感じで」 【夏葉】「……眠くなったら、ねむっちゃってもいいからね。 耳かきぜぇんぶおわったら、夏葉も一緒に寝ちゃうから」 【夏葉】「そうしたら、耳かきはじめるね。 まずは、よごれぐあいを見ます」 ;接近ふきかけ 【夏葉】「(ふーーーーっ)(ふっ)(ふっ)」 ;耳の中あちこちみまわしながら 【夏葉】「ん〜〜〜〜、ん──……(呼吸音)──んっと────(呼吸音)──ああ」 【夏葉】「お耳、ちょっとさわるね。んしょ」 ;SE 耳引張り 【夏葉】「あーあー、なるほど。この辺とくにか」 【夏葉】「……やっぱり、結構汚れてる。あと、おにいちゃんのお耳いっつもよりも冷たい気がする。 耳かきできてなかったあいだ、耳マッサージ、自分できっとしてなかったでしょ」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──じゃ、マッサージして少しほぐして。 それから、耳かきつかって丁寧にお耳掃除していくねー」 ;SE 耳マッサージ。耳を折りたたんで真空っぽくしてこもり音 【夏葉】「じゃ、マッサージ。お耳折りたたむよー。 まずは耳たぶでお耳の穴をふさいじゃって〜〜」 【夏葉】「そしたらお耳の上側も、耳たぶの上にたたんで重ねて〜。 このままカウント。 じゅう、きゅう (中略) さん、にい、いち」 ;ゼロで手を話して耳開放。ぱ! 【夏葉】「ぜろ!」 ;SE同じこと 【夏葉】「えっへへ〜。なかなか気持ちいいでしょ? そしたらもっかいしてあげる。 耳たぶたたんで穴をふさいで〜(呼吸音*4) 上側もたたんで折り重ねて〜(呼吸音*4) こころの中で10数えて〜 (吸って、吐いてを明瞭にで、5呼吸)──ぱっ」 【夏葉】「あ。お耳ちょっとぽかぽかしてきた。 そしたら、仕上げにもう一回」 ;SE 同じこと 【夏葉】「たたんで──(呼吸音*4) 重ねて──(呼吸音*4) 数えて──(10秒間呼吸)──ぱ」 【夏葉】「ほぐれたとこで耳かきだねー。 まずは浅さぁいところから」 ;SE 耳かき(浅・継続) 【夏葉】「結構……(呼吸音)(呼吸音) こまかいの……(呼吸音)(呼吸音) たまってる……(呼吸音)──から(呼吸音) まずは、かき寄せる(呼吸音)──感じに(呼吸音)」 【夏葉】「(集中する呼吸音*8)」 【夏葉】「っと、そしたらすくって──(呼吸音)(呼吸音) かきだし、て──(呼吸音)(呼吸音) もちょっと──(呼吸音)(呼吸音) ん……(呼吸音)──と……(呼吸音)──よし」 ;ティッシュで耳かきふき 【夏葉】「(ふーーーーーーーーっ)(ふっ!)」 ;SE 耳かき(浅・継続)+耳触り 【夏葉】「あとはお耳のふちのとこ、とか──(呼吸音)(呼吸音) こまかい、とこを──(呼吸音)(呼吸音) あ、ふふっ──(呼吸音)(呼吸音) さっきほぐして──(呼吸音)──おいた──(呼吸音)──から」 【夏葉】「くずれて、くれて──(呼吸音)(呼吸音) はがれ、やすくて──(呼吸音)(呼吸音) とりやすい……(呼吸音)(呼吸音) ん……(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「でっぱりのとこの──(呼吸音)(呼吸音) うらがわ、も──(呼吸音)(呼吸音) ちゃんと、しっかり──(呼吸音)(呼吸音) 丁寧に──(呼吸音)(呼吸音)──で」 【夏葉】「ふうっ。これで耳かきつかってとるようなのは取れたから、 ほんとにちりみたいなのは、指にティッシュまきつけて、ごしごしやってとっちゃおっと」 ;小指にティッシュまきながら 【夏葉】「って、いっても妊娠して少しむくんぢゃってるからな〜多分。小指でやろっと。 昔は全然、ひとさしゆびでも平気だったんだけど──っと」 ;3/右 接近囁き 【夏葉】「それじゃこしゅこしゅするからね〜。くすぐったくても、動いちゃダメだよ」 ;SE ティッシュで耳掃除(浅) 【夏葉】「お耳のふちから──(呼吸音)(呼吸音) こしゅこしゅ、ごしごし──(呼吸音)(呼吸音) 外から、だんだん──(呼吸音)(呼吸音) 内側に──(呼吸音)──で──(呼吸音)」 【夏葉】「穴の、まわりも──(呼吸音)(呼吸音) ちゃあんと、綺麗に──(呼吸音)(呼吸音) ごしごし、ごしゅごしゅ──(呼吸音)(呼吸音) ぬぐって──(呼吸音)──と、って!」 【夏葉】「(安堵の息)──っとと! (ふーーーーっ、ふーーーーーっ、ふーーーーーーー)」 【夏葉】「……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──オッケ! ちゃあんと綺麗にできました。そしたらあとは、ふかいとこだね」 【夏葉】「ん、っと……おにいちゃん、頭、もすこしこっち。 夏葉のおなかに、しっかりくっつけちゃっていいよ」 ;環境音、気持ちVol up (じわじわフェードでもとのボリュームに戻してく) ;$=SE 赤ちゃんのおなかけり 【夏葉】「そしたらいくよー、ふかいとこ $ あっ!」 【夏葉】「……(幸せあふれる深い呼吸)──聞こえたよね、いま。つたわってよね、おにいちゃんにも。 赤ちゃんも、おにいちゃんの耳かき喜んでるのかも。えへへっ──うれしい」 ;耳かき(深・継) 【夏葉】「奥、おっきいの──(呼吸音)(呼吸音) けっこう、あるけど──(呼吸音)(呼吸音) いまの、夏葉──(呼吸音)(呼吸音) 絶好調、だから──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「こういう、わりと──(呼吸音)(呼吸音) ねばっこそう、なのも──(呼吸音)(呼吸音) ん……くっ──(呼吸音)──ん──(呼吸音)──ほら。 全然よゆーで──(呼吸音)とれちゃうし──(呼吸音)」 ;SE 耳かきふき ;耳かき(深・継) 【夏葉】「っていうか、たくさん──(呼吸音)(呼吸音) もっとたくさん──(呼吸音)(呼吸音) 耳かき、して──(呼吸音)(呼吸音) 経験、つんで──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「赤ちゃんの、お耳──(呼吸音)(呼吸音) おっきく、なったら──(呼吸音)(呼吸音) 耳かき、ちゃんと(呼吸音)──ん──(呼吸音)──ほら。 してあげたい──(呼吸音)な──(呼吸音)──ん。」 ;SE 耳かきふき ;3/右 (ふきかけ) 【夏葉】「(ふーーーーーーーーーーーーーーーっ)」 ;3/右 【夏葉】「ん……っと(呼吸音)(呼吸音)──うん。 こっちのお耳はこれでオッケー。すっかり綺麗になりました」 【夏葉】「それじゃあ次はひだりみみだねー。 ぐるーんて体いれかえるとき、夏葉のおなかにぶつかっちゃったりしないように。 そこだけ気をつけてね? おにいちゃん」 【夏葉】「それじゃ、夏葉ぐるーんていうから、左のお耳、上にむけてねー。 いくよー、せーので」 ;3/右→1/前→;7/左 【夏葉】「ぐるーーーーん」 ;環境音 F,O. ;//////// ;Track9 :夏葉の胎動耳かき(左耳) ;//////// ;環境音 室内 F.I.+おなか音 ;接近ふきかけ 【夏葉】「(ふーーーーーーーーっ)(ふっ)」 ;耳の中あちこちみまわしながら 【夏葉】「こっちのお耳は──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ああ、こっちもやっぱり、けっこうよごれたまっちゃってる」 【夏葉】「じゃ、おんなじことくりかえしてこ。 お耳たたんでマッサージして、それから耳かき」 ;7/左 接近囁き 【夏葉】「ゆっくりゆっくりやっていくから、おにいちゃんはゆるんじゃっててね」 ;7/左 ;SE 耳たたみマッサージ(継続) 【夏葉】「こっちのお耳も〜(呼吸音)(呼吸音) 耳たぶおって──(呼吸音)──穴をふさいで──(呼吸音) 上側も〜──(呼吸音)──おって重ねて〜(呼吸音)── 十秒数えて〜──じゅう、きゅう(ちゅうりゃく)──にぃ、いち──はなしまーす。ぱ!」 【夏葉】「えへへ〜気持ちいいでしょー。そしたらニ回目。 耳たぶおって〜(呼吸音)(呼吸音) 上もたたんで〜(呼吸音)(呼吸音) 10秒かぞえて〜(呼吸10秒)──はなして〜──ぱ」 【夏葉】「ラストいくよ〜。 (4呼吸)──ん…… (4呼吸)──で── (10秒呼吸)──ん。──ぱ」 【夏葉】「あ──見た目でもう血行結構よくなってきてる。 赤みが増して……って、あ、だじゃれじゃないよ。もう、すぐそういうこという。おにいちゃんってば、いじわる〜」 ;$=SE 赤ちゃんおなかけり 【夏葉】「ま。そんなところも、夏葉大好きなんだけど $ わ!」 【夏葉】「あははっ、赤ちゃんも大好きだって。それとも、『さむくなったよー』って抗議かな? どっちにしても、コミュニケーションとれちゃったねー。やったぁ」 【夏葉】「って……ぁ──(小あくび)──ん。赤ちゃんもそろそろおねむだろうし、耳書かきすっきりおわらせて、そしたらゆったりねむろーねー」 【夏葉】「じゃ、耳かきの続きだね。最初は浅いところから〜」 ;SE 耳かき(浅・継続) 【夏葉】「こっちも……(呼吸音)(呼吸音) やっぱり……(呼吸音)(呼吸音) こまっちいのを……(呼吸音)──から(呼吸音) 最初は、よせて(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「かりかり、こまかく──(呼吸音)(呼吸音) よせて──あつめて──(呼吸音)(呼吸音) 外から、うちに──(呼吸音)(呼吸音) 上から(呼吸音)──したに──(呼吸音)──で」 【夏葉】「そしたら、ぜんぶ──(呼吸音)(呼吸音) すくって──(呼吸音)すくって──(呼吸音) かきだし、て──(呼吸音)(呼吸音) と……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──。うん、こんなもんかなー」 ;ティッシュで耳かきふき 【夏葉】「(ふーーーーーーーーーーーっ)」 ;小指にティッシュまき 【夏葉】「………………うん。さっきティッシュでうまくやれたし、こっちもおんなじにやっちゃおう。 小指にティッシュを──(呼吸音)まきつけて〜──(呼吸音)」 ;7/左 接近囁き 【夏葉】「細かいの全部くっつけちゃうから。くすぐったくてもがまんしててね」 ;SE ティッシュで耳掃除(浅) 【夏葉】「お耳のふちから──(呼吸音)(呼吸音) こしゅこしゅ、ごしごし──(呼吸音)(呼吸音) 外から、だんだん──(呼吸音)(呼吸音) 内側に──(呼吸音)──で──(呼吸音)」 【夏葉】「穴の、まわりも──(呼吸音)(呼吸音) ちゃあんと、綺麗に──(呼吸音)(呼吸音) ごしごし、ごしゅごしゅ──(呼吸音)(呼吸音) ぬぐって──(呼吸音)──と、って!」 ;SE ティッシュで耳掃除(深) 【夏葉】「っていうか、これ──(呼吸音)(呼吸音) 指の、さきっぽ──(呼吸音)──だったら──あ、うん(呼吸音) 穴の、あさいとこ──(呼吸音)はいる、から──(呼吸音) このまま、ぐりぐり──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「いりぐちの、なか──(呼吸音)(呼吸音) ちょっとだけ、でも──(呼吸音)(呼吸音) ぬぐって、こすって──(呼吸音)(呼吸音) 綺麗、綺麗に──(呼吸音)(呼吸音)──ん。よし、っと」 【夏葉】「これでどうかな〜? (ふーーーーっ。ふっ!、ふーーーーーーー)」 【夏葉】「ん……(呼吸音)(呼吸音)──うん。 ちゃあんと綺麗。あとは深いとこ──痛くないようにするからね〜 おにいちゃんも赤ちゃんも、安心しててね」 ;耳かき(深・継) 【夏葉】「っと──(呼吸音)(呼吸音) あー、こっちは──(呼吸音)(呼吸音) 右耳、よりも──(呼吸音)(呼吸音) 数は、ない──(呼吸音)みたい──(呼吸音)」 【夏葉】「けど、おっきいのが──(呼吸音)(呼吸音) これ、まるっこくて──(呼吸音)(呼吸音) ん……(呼吸音)──ころがっちゃい──(呼吸音)──そう── (集中した呼吸音)*6──んしょっ」 ;SE 耳かきふき 【夏葉】「ふう、こっち、聞こえ悪くなかった? けっこうおおきいの耳栓みたいになってたよ」 ;耳かき(深・継) 【夏葉】「とはいえ、いまの──(呼吸音)(呼吸音) とれた、から──(呼吸音)(呼吸音) あとは、むり、せず──(呼吸音)(呼吸音) 丁寧、に──(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「はりついてるの、を──(呼吸音)(呼吸音) こし、こし──(呼吸音)はがして──(呼吸音) ん……っと(呼吸音)(呼吸音) うん──(呼吸音)もちょっと──(呼吸音)──ん。」 ;耳かき(深・継) 【夏葉】「あといっこだけ──(呼吸音)(呼吸音) これも、はがして──(呼吸音)(呼吸音) っと、ん……(呼吸音)(呼吸音) 結構──(呼吸音)しつこい──(呼吸音)」 【夏葉】「けど、夏葉──(呼吸音)(呼吸音) 耳かき、だったら──(呼吸音)(呼吸音) もうすみちゃんにも(呼吸音)──ありすちゃんにも──(呼吸音) 負けてない──(呼吸音)から──(呼吸音)──よし」 【夏葉】「(安堵の長い息)──とーれた。これでたぶん〜」 ;SE 耳かきふき ;7/左 (ふきかけ) 【夏葉】「(ふーーーーーーーーっ)(ふっ!)(ふうううっ)(ふっ!)」 ;7/左 【夏葉】「ん〜〜〜〜↓ ん〜〜〜〜↑ うん! こっちのお耳もぴかぴか綺麗。耳掃除ばっちりおしまいでぇす──ぁ──ふ……(あくび)」 【夏葉】「あー。今日夏葉、ちょっとがんばりすぎちゃったみたい。 赤ちゃんも……(8呼吸)……(微笑)──寝ちゃってるね、これ。 ちょっとまえから、すっごく静かな感じするし」 ;7/左 接近囁き 【夏葉】「だから、赤ちゃんを起こしちゃわなうように──うふふっ」 【夏葉】「そーっとそーっとおふとんしいて。夏葉とおにいちゃんも眠っちゃお」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track10 ;一緒にお昼寝 ;//////// ;並んで布団にはいってるとこから。完全に安眠誘導。小声orウィスパーで、ゆったりおねがいいたします。 ;環境音、室内 ;3/右 【夏葉】「(穏やかな呼吸音*8)」 【夏葉】「赤ちゃん。もう完全にぐっすりみたい。わかんないけど、わかるんだ。 すっごくしあわせで、安心して…………うふふ、赤ちゃんなんにもたべてないけど、 おなかいっぱいみたいなきもちで、きっとすやすやねむってる」 【夏葉】「……うれしいもんね、あったかだもんね。 おとうさんもおかあさんもいてくれて。ふたりがすっごくなかよくしてて。 ふたりとも、ずっといっつも、自分のことを一番に気にしてくれて──大事にしてくれてるの」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──夏葉は、ほら。 滝におっこちるまえのこと、結構忘れちゃってたじゃない。 それって、滝女郎さんのこともあったけど── だけど、それだけじゃないのかもって、少し──少しだけおもってたんだ」 【夏葉】「だって夏葉──すっごくちっちゃいときにもう、おとうさんもお母さんもなくなっちゃってるから。 それがさみしくてかなしくて、忘れちゃったのもあったのかなぁ、って」 【夏葉】「(言葉を探す呼吸音。静かに10呼吸ほどたっぷりと)」 【夏葉】「……だけどね? 赤ちゃんさずかって。夏葉、思い出せるようになったんだ。 むかしのこと。滝におちちゃうまえのこと。ものべので元気いっぱいにくらしてた── ちっちゃなちっちゃな夏葉だったころのこと」 【夏葉】「おにいちゃんと、すみちゃんと、飛車角ちゃんと、とおこさんと。 ありすちゃんと、菜穂子おなちゃんと、尚武おじちゃんと──みんなに大事にそだててもらえて、すっごくあったかにつつんでもらえて。 厳じぃも、ひめみや様も村長さんもみぃんな、夏葉とおにいちゃんのこと、すごく気にして、いろいろ面倒みてくれて」 【夏葉】「しあわせでしあわせでしあわせで……だから調子にのっちゃって、夏葉、とおこさんにお願いして、むりやり冒険にいっちゃったんだけど──」 【夏葉】「全然ね? 怖い想い出なんてなかった。いやな想い出なんてなかった。 お父さんとお母さんの記憶はやっぱりぼんやりで、すごくすっごく、あったかかったことしか夏葉、覚えてないけど……」 【夏葉】「お父さんとお母さんのぬくもりがなくなっちゃってからも、夏葉、ちょっともさむくなかった。 ずっとずうっと、めいっぱいあったかでしあわせで──毎日毎日、あきれるくらいにたのしかったんだなぁって……」 【夏葉】「…………。夏葉。このこのおかげでね。はっきり思い出せるようになったの」 【夏葉】「だから……(言葉に悩む数呼吸)──だから。」 【夏葉】「だから、思うの。本当だったら……オオトメカマのあの事件とか、もしもなんにもなかったら」 【夏葉】「夏葉……ものすごく──ものすごーく不安だっただろうなって。 だって……お母さんも夏葉も……ふたりともおんなじ病気にかかって──夏葉なんて、たぶん……もう死んじゃってた可能性だって、低くないって思うから」 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「だけど、夏葉は生きていて。おにいちゃんと結ばれて。赤ちゃんをさずかって──。 そうして……全然怖くない。おにいちゃんが、おにいちゃんと南雲先生が──おかあさんを奪った病気を、夏葉をくるしめた病気を……」 【夏葉】「赤ちゃんも──もしかしたらかかっちゃってるかもしれない病気を──完全に治る病気に……過去の病気にしてくれたから──だから、少しも怖くないんだ」 【夏葉】「(安堵の息。できれば気持ちあくびまじりで)」 ;この辺から、ゆるゆると夏葉に眠気混ぜていっていただけるとうれしいです 【夏葉】「赤ちゃん実際、夏葉がちょっとあきれちゃうくらい元気だし……。わかるの。この子は絶対、すっごく元気に産まれてきて。おっきな声でおぎゃあってないて。おなかいっぱいミルクをのんで、それでにっこり、しあわせにわらってくれるって」 【夏葉】「それに……こういっちゃったらあれだけど。産まれたらなるたけ早くにやっぱり検査してほしいから──どこで産むのか、こっちで確定になるでしょう? すみちゃんもありすちゃんも、菜穂子おばさんも尚武おじちゃんも、そうするべき、って、ものすごく強くいってくれてるし」 【夏葉】「それもね、夏葉には、地味にだけどものすごーく助かっちゃってることなんだ。 ものべのも、犀玉も、夏葉にとってはふるさとだから。 有島診療所も、犀玉医大付属病院も、夏葉にとっては大事な大事なかかりつけ医だから」 【夏葉】「だから、なんにもなかったら──『どっちで出産しよう』って。義理とかなんか、そういうも全部考えて……どっちに決めても、きっと後悔しちゃってた──って気がするの」 【夏葉】「だから。だからね。おにいちゃん。おにいちゃんと夏葉──ものすごく。ものすごーーーーーーくいろいろあったけど」 【夏葉】「……さだめって。ひめみや様におしえてもらった。命を、自分たちで運ぶことって──」 【夏葉】「おにいちゃんと夏葉ふたりで。すごく素敵なさだめをあゆんできたんだなって。 全部が全部、きっとここにつながるためで。これからもっと、すっごくしあわせになれるんだなって── 夏葉、おもうの」 【夏葉】「……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「──────ありがとう。おにいちゃん。だいすき」 【夏葉】「…………って、おにいちゃん、寝ちゃったの? それとも──うふふっ。てれくさくって、寝たふりしてるのかな」 【夏葉】「どっちにしても、おんなじだけど。だって……夏葉も……ふ……ぁ──(あくび)」 【夏葉】「もう、くたくたでねむいもん。 あとは……ねるしか──できない感じ……ん……」 【夏葉】「ぁ……ん……ぁ──(おおあくび)」 【夏葉】「……おやすみなさい、おにいちゃん。明日も、一緒に──夏葉と、赤ちゃん……たくさんたくさん、しあわせに…………」 【夏葉】「しあわせ…………いっしょに……たくさん──……なろう、ね……」 ;眠い体をむりやり動かす”ん” 【夏葉】「ん…………(ちゅっ)──ぁ──(ぐったりと疲れた長い吐息)」 【夏葉】「……………………おやすみなさい……おにいちゃん…………」 【夏葉】「(浅い寝息)*4」 【夏葉】「(浅い寝息)*4」 【夏葉】「(寝入りつつある寝息)*4」 【夏葉】「(寝入りつつある寝息)*4」 【夏葉】「(穏やかな寝息)*4」 【夏葉】「(穏やかな寝息)*4」 【夏葉】「(熟睡寝息)*4」 【夏葉】「(熟睡寝息)*4」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track11 おまけ、寝息ループトラック 【夏葉】「(熟睡寝息 一分間)」 【夏葉】「(熟睡寝息 一分間)」 【夏葉】「(熟睡寝息 一分間)」 ;//////// ;//////// ;Track12 おまけコーナー、フリートーク&Q&A ;//////// 【杏子】「あやかし郷愁譚異聞 〜夏葉・妊娠6ヶ月〜 おまけコーナー! Q&A!!」 【杏子】「はじめましての方も、お久しぶりの方も、そうでない方もこんばんわ。 なっちゃん。沢井夏葉役の声優、杏子御津です」 【杏子】「こないだのあやかし郷愁譚ではすみちゃんルート、失恋しちゃったルートのなっちゃんを演じさせていただいたんですけど、今回は夏葉ルート──おにいちゃんと結ばれた世界のなっちゃんを演じさせていただいて──いやぁ、あのなっちゃんがおかあさん! なんだか、時間、すごくたったんだなぁって感じました!」 【杏子】「っていうわけで、おまけコーナーはじめましょう。このおまけコーナーではQ&A形式で、わたし、杏子御津がみなさんからいただいたお便りにお答えさせていただきますね」 【杏子】「最初のご質問は〜〜こちら。 Q:杏子さんこんばんわ。 杏子さんのバイノーラル作品、たくさん拝聴しています。 どれも本当に耳がここちよくってしあわせです。 杏子さんてきに、バイノーラル作品のときに、特別に意識してることとか工夫してることとかありますか? もしもあったらおしえてください」 【杏子】「(自由に回答をお願いします)」 【杏子】「──です! ご質門、ありがとうございました。 それじゃあ次のご質問です」 【杏子】「Q:夏葉ルート夏葉ちゃんにまた会えるときいて、本当にわくわくしてます。絶対しあわせになってくれるって信じてます。そこで質問なんですけど、杏子さんにとって『しあわせ』って、どういうことですか? すごくおおざっぱな質問だって自分でも思うんですけど、もしよかったらほんのちょっとでも教えてもらえたらうれしいです!」 【杏子】「(自由に回答をお願いします)」 【杏子】「──おたよりありがとうございました。次のご質問が最後のご質問になりますね。 おたよりをくださったのは、ハンドルネーム、『しーゆーえす』さん。 おたよりありがとうございます!」 【杏子】「Q:『杏子さんこんにちわ。杏子さんがものべののあやかしと一緒に一日すごすとしたら、誰が一番いいですか? おしえてください』」 【杏子】「(自由に解答をお願いします)」 【杏子】「──です! お答えしたところでちょうど時間になっちゃいました。 今夜のQ&Aコーナーはこれでおしまいです。たくさんのおたより、本当にありがとうございました」 【杏子】「またなっちゃんで──今度はおかあさんになったなっちゃんでみなさんとお会いできるのかな? どうかな? そうであってもそうでなくても、きっとまたお会いできたらうれしいです」 【杏子】「それでは、今夜はこの辺で。お送りしたのは沢井夏葉役、杏子御津でした」 【杏子】「おやすみなさい。また明日」 ;おしまい