ぺーるとーんれいんぼぅすたーボイスドラマ企画第42弾前編 「引きこもり少女のお出かけガイドブック キャンペーン編」 ■1 [お昼前、ガバッと目覚めて自分に気合を入れてる少女] うおー!朝だ!起きろ〜……んー……っ! (どうにか起き、部屋から出てきてのそのそ歩いてくる) ふあぁ……おはよ…… (主「おはよう」) んふふぅ……やはり、起きてすぐにお前の姿を見れると安心するな。 折角の休みを私のために空けてくれて、本当に嬉しい。 ふふ……お前とのデートが楽しみすぎて、今日は柄にもなく早起きしてしまったよ。 (主「いや、もう昼前だけど」) え?もうお昼? ……ふむ……まだ夢を見ているようだな。 きっと目が覚めたら予定通りアラームをかけた9時に起きてるはず…… (申し訳ない気持ちの少女) ……うぅ……すまない…… いつもよりは早く寝たんだぞ? 昨日は昼前に起きたから睡眠時間短くても大丈夫かなって、お前が寝てからもちょっとだけゲームはしてたが…… むぅ……どうする?今日は中止にするか? (主「まさか。少し予定が狂ったくらいで中止になんて」) うむ、そうか。そう言ってもらえると嬉しい…… それに、お前の方は出かける準備、万端のようだしな。 では、私も急いで用意するから、もう少しだけ待っててくれるか? (主「寝癖がすごいけど」) ……うわ、ほんとだ。髪ボサボサ…… (主「歯磨いてる間にでも梳かしてあげる」) ん……そうか? では、歯を磨いている間に髪のお手入れ、して貰うとするよ。 いつものように出だしから躓いてしまったが、今日はお前と一緒に、最高の一日を過ごしたいと思っているんだ。 まずは着替えてくるから、お前はブラシを持ってスタンバイしててくれ。 私が言うことじゃないかもしれないが、ここで効率的に動く事で、少しでもロスを挽回しておこうな。 [少し後、ちょっと離れた街まで歩いて向かってる二人] はふぅ……寝起きの目に太陽が刺さる……ふあぁ…… (主「まだ眠い?」) んー、まだちょっと眠いかも…… まあでも、こうやって手を繋いで歩いてると、そのうち目も冴えると思う…… (主「夜中は何してたの」) ん、昨日は新作のツインスティックシューター(ゲームのジャンル)をやってたんだが…… シンプルかつアチーブメント(達成報酬)が豊富なデザインのゲームは無限にやってしまって、なかなか手が止まらなくてな…… 早く寝なくちゃいけないってわかってても、ついつい…… 結果お前に迷惑かけてるんだから、もう少し自制心を鍛えた方がいいんだよな…… (お腹が鳴る少女) ん……聞こえたか? (主「聞こえた」) うぅ……はらぺこキャラみたいで恥ずかしいな。 予定よりも遅くなっているから仕方ないと言えばそうなんだが…… でもお腹すいた……早く何か食べないと餓え死にしてしまう…… (主「そんな大袈裟な」) んふふ……まあ流石に冗談だが、目が冴えてきて空腹感が顔を出して来たらしい。 だが、始めにお昼を食べに行くんだろう? だったら、もう少しだけ我慢しているよ。 (再びお腹がなる少女) ん……食べ物のこと考えるとまた…… 本当に空腹で目が回らないうちに、少し急いで行ったほうがいいな。うん。 ■2 [しっかりしたハンバーガー屋さんで大きめのハンバーガーを頬張る少女] はむっ、はむはむ、むぐ……もきゅもきゅ……んむ…… んふぅ……最高〜……v 正直最初は、ハンバーガーにこんな値段払うのかって思ってたんだが…… お皿に乗ったハンバーガーは、ファストフードのものとは全く別の食べ物だな…… はむ、んむ……んむんむ……んふふ……お肉もジューシーで、野菜もシャキシャキで…… はむ、むぎゅむぎゅ……ソースがすごくて零してしまいそうではあるが……んむ…… (集中して食べてるので鼻の頭にソースがついてるのに気付いてない少女) んー……これはハマってしまいそうだな……もくもく、んむ……ん…… (主「顔にソースついてるよ」) ふえ?どこだ? (主「鼻の頭」) ん……あ、ほんとだ…… (触って確認し、おしぼりで拭き取る少女) ふふ……なんか子供みたいだな。 初めての食べ物にはしゃいで、ソースで顔汚してるのに気づかないなんて。 なあ、お前はこういうの、作れないのか? (主「やろうと思えばできると思うけど、かなり手間がなぁ」) ふーむ、やはりなかなか手間がかかるよな。 普通の料理みたいに鍋とかフライパン一つでできるようなものでもなさそうだし。 材料も、ソースとかピクルスとか、他に使い道も限られてくるから割高になってしまうか。 (主「食べたいなら作ってみるよ」) 本当か?んふふ……それは楽しみだな。 (付け合わせのフライドポテトをつまむ) はむ、むぐむぐ……んふ……こっちも美味しい。 皮付きの丸っこいフライドポテト、結構新感覚かも……わたし的スタンダードは細い四角のポテトだし…… この皿の中で一つの世界が出来上がっているような、箱庭ものの作品のような感覚…… うむ……なかなか悪くない……んふふ…… (主人公がほっぺにソースつけてるのに気付く) って、お前も口の横、ソースついてるぞ。 全く、お前だって子供みたいじゃないか。ふふふ。 ■3 [お店から出て路地を歩いてるふたり] はぁー、美味しかったぁー んふぅ……また新しい味を覚えてしまったな。 毎日菓子パンとスナック菓子を食べてた私が、どんどんグルメになってしまう…… もうあの頃には戻れないよ。少なくとも、お前が隣にいる限りは。 ふふ……ありがとな。 (主「僕も、一緒に食べてくれる人がいて嬉しいよ」) んふふ……そうだな。一緒に食べるご飯は美味しいよな。 んで、次はどこに行くんだ? 今日のコースはお前に任せるから、どこへだって連れて行ってくれて構わないぞ。 ああでも、あんまり人が多いところは勘弁してくれよ。 [少し後、商業施設の中のアパレル店] ほぅ……なるほど、服屋か。 しかもレディース……ってことは、私の服を、か? (主「もちろん」) むぅ……確かに、体のサイズがあんまり変わらないから、羽織るものとかずっと同じの着まわしてるもんな。 (主「いつもと違う服を着てる君を見て見たくて」) んふふ……そういうことか。 まあ、いつもと違う装備をしてると、気分も幾分か違ってくるかもしれないしな。 だが……サイズ、さっきお腹いっぱい食べたから大丈夫だろうか…… (主「そんなにすぐ変わらないって」) (自分の胃のあたりをさする少女) んー……少々胃のあたりがぽっこりしてないか? (主「大丈夫大丈夫」) 本当か?……ならいいが…… (周囲を警戒する様子の少女) あ、あと、もし店員が近寄ってきたらガードしてくれるか? こういう店はめちゃくちゃ話しかけてくるらしいから怖いんだよ…… (主「姫の御命令とあらば」) んふ……頼もしいな。 ではその大きな盾で、私をしっかりと護衛するように。 (店内を見回しながら) それで、お前は私にどんな服を着せようとしてるんだ? この店、結構派手なイメージがあるんだが。 (主「そう?結構落ち着いた印象だけど」) いや、私にとっては十分派手だしかなり目立つ印象だぞ? ふわふわAラインのワンピース……ばっかりだな。そういう専門店か? 私としては部屋着ならともかく、外で着るならあんまり目立たないのがいいんだが…… 黒とか灰色とかフード付きとか、カモフラージュ機能がありそうなやつが…… (主「これなんてどう?」) うおぉ、マジか…… お前、私にどんな印象を持ってるんだ? そんな女の子女の子した服、私に似合うわけが…… (主「まあいいから試着してみなって」) ん、んむ……だが、私なんかが試着してもいいのか……? 試着室からBANされたらどうしよう…… (主「ついていこうか?」) ううぅ……そうして欲しいのは山々だが……一緒に入ったらそれはそれで変な目で見られそうだし…… (半ばヤケになってる少女) あーあー、わかった、わかりました! ……それじゃ行ってくるから、ちゃんと声が聞こえる距離で待っててくれよ? 勝手にどっか行ったら怒るからな……? [試着室から出てくる少女] ど、どうだ……? (主「めちゃくちゃかわいい」) そうか……? うぅ……恥ずかしいから一刻も早く脱ぎたいんだが…… (主「クルッと回ってみて」) クルッと……こうか? うわ、スカート長いからフワって広がるの、確かにちょっとかわいいかも…… お前って結構少女趣味というか、かわいいもの好きだもんな。 いや、だからと言って私がこれを着て外を歩くのは…… (主「着て一緒に歩いて欲しい」) ん、まあ、そこまで言うのなら…… お前と一緒に歩くときくらいなら、着てやってもいいが…… んー……でもやっぱ恥ずかしい…… では、ひとまず家の中から慣らしていくってのはどうだ? いきなりはまだちょっと抵抗あるし、こんなふわふわで女の子っぽい服を本当に私が着こなせるのか、少しずつ見極めて欲しい。 な?いいだろ? (主「オッケーじゃあそれで」) あ、だったら他の服も見てみたい…… だいたいこんな感じのシルエットの服ばかりみたいだし、せっかくならもうちょっといろんなデザインを試してみたいなって。 もしかしたらもっと落ち着いた印象のもあるかもしれないし……な? [お店で買い物した後、同施設内] はぁ……結局買ってしまった……しかも二着も…… こっちの方はまだいいが、こっちは完全にお前の趣味だろ…… そう言えばお前、キャラクリエイトができるゲームはこんな服着せがちだよな。 全く、私はお前の着せ替え人形じゃないんだが…… そのうちゴスロリとか着せてこないだろうな? (主「着たいの?」) そんなわけあるか! ゴシックなのは嫌いじゃないが、ロリータの方は絶対似合わないだろ。 んまあ、どうしてもと言うなら家の中限定で着てやらなくもないが…… ん、まあ、まずはこいつらからだよな。 これが無理じゃなくなったら、その時は考えてやらなくもない。 さてと、それでは次はお前の服を見に行こう。 あるだろう?メンズ服のフロアも。 今度は私がお前のコーディネート、してやるからな。 んふふ、覚悟しろよ? ■4 [二人分の洋服の袋を抱えてる主人公] はぁ、しかし結構買い物したよな…… お前、それ重くないか?私も一つくらいなら持てるぞ? (主「君には手を開けててもらう必要があるからね」) ん?手ぶらじゃないといけない用事……? (同じ施設の眼鏡屋の前に到着する) って、あー、そういう…… 前にそういう話したっけな。お前、覚えてたのか? でも言うほど目が悪くなってるわけじゃないんだぞ? 遠くの小さい文字とかが、目を細めないと見えないくらいで…… だから、わざわざメガネを買わなくても…… (主「でも持っておいて損はないんじゃない」) ん、まあ、強化アイテムは常備しておくに越したことはないとは思うが…… いいのか?服も買ってもらったのに、眼鏡って高いんだろう? (主「実はそうでもないよ。入ってみよう」) あ、ああ。わかった。お前の言う通りにするよ。 [隔たりがないのでそのままスッと店の中に入るふたり] はあ、なるほど。確かに思ったよりは高くないかも…… なんか本体価格とは別にレンズ代とか諸々で数倍になる印象があったんだが、ここは全部込みの値段なんだな。 (主「好きなの選んでいいよ」) ……だから、好きなのって言われてもわからないんだよ。 むしろ、この場合はお前が選んだ方がいいんじゃないか? 私がメガネをつけるとして、一番その顔を見るのはお前だろ? 自分で自分の顔を見るのなんて顔を洗う時かお風呂場か、もしくは暗転したモニターに映り込む時だけだぞ? (主「うーん、じゃあそれつけてみて」) それって、これか? (赤の細いフレームのメガネを手に取りかけてみる) うお、前髪が目に……なるほど…… (髪をレンズの前に出して鏡を見てみる) んー……あ、これ度は入ってないんだな。まあ当然か…… ……ふふっ、なんだか奇妙な感覚だな。 毎日見てる自分の顔にメガネがつけられてるの、見慣れないからコラ画像みたい…… (その顔を主人公に見せる) ほら、どうだ?メガネをかけた私は…… (主「かわいい」) ふふ……お前はそればっかりだな。 別にメガネをかけてなくてもかわいいって言うんだから、違いがわからないよ。 似合ってるかどうかを聞いているんだが…… (主「結構似合ってるよ」) んふふ……そうかそうか。 なんだかアレだな、さっきの服と違って抵抗がない分、単純に嬉しく思ってる気がするよ。 (他の眼鏡も試してみる少女) じゃあこっちはどうだ? (主「それもいいね」) (自分でも見てみる) んー、黒ブチだと少し引き締まった印象があるかな。 前髪長いし、あんまり大きいフレームだと変な感じになるかも…… ふむ……ちょっと色々試したくなってきたな。 では何個かいいのを決めてくるから、最後はお前に選んでもらってもいいか? (主「いいよ」) んふふ、では、少し宝探しに行ってくるよ。 [小一時間後、作った眼鏡をつけてる少女との帰り道] ふんふん……いやはや、遠くまでくっきり見えると言うのはなかなか快適なものがあるな。 (眼鏡を外す) 例えば眼鏡をつけてないとあそこの看板、なんて書いてあるのか読めないのだが…… (眼鏡をつける) つけてると、ゲームショップUSA(ユーエスエー)…… って、ゲーム屋!? なんでこんなとこに、チェーン店でもないゲーム屋が…… (主「多分レトロゲームショップじゃないかな」) はぁー、レトロゲーム……最近流行ってるもんな。 個人のゲームショップなんかほとんど消滅してしまったイメージだが、中古市場だけで経済が回ってると、また違ったカテゴリーになるんだろか。 ……せっかくだし、寄っていってもいいか? (主「もちろん」) んふふ、では参ろう……! [少し狭いレトロゲームショップの中] わー……これ、懐かしい…… 小さい頃持ってたんだが、難しくて最後まで遊べなかったんだよな…… って言うか、これってもうレトロゲーム扱いなのか……確かに随分前の携帯ゲーム機ではあるが…… ……今思えば、昔からずっとゲームやってるな、私。 以前はどんな現実よりも楽しくて、逃げ込むように没頭していて…… 色々あって、こうやってお前と出会えて、変わったこともたくさんあったが、本質はずっと一緒のようだな。ふふ。 お前、このハードもってるか? (主「探せばあるかも」) そうか……そうだな。 ではせっかくだしもう一度、チャレンジしてみようかな。 子供向けの顔してるくせに難しくて、当時はなかなか理解できなかったが、今ならば…… それに、一部のマニアに知名度があるタイトルだし、ネットに情報転がってるだろう。 いざとなればそれを使って…… (買っても)いいか? (主「じゃあついでに色々買おっか」) お、そうだな。 名前だけ聞いたことがある作品とかも、初めてプレイするなら実質新作ゲームな訳だし、この機会に色々触ってみるのもアリだよな。うん。 (店内を見て回ってるふたり) あ、こっちのコーナー10本で1000円だって。 うわ、これも持ってたなー……っていうかこのコーナー、ほとんど数種類のソフトで占められているな。 それだけ人気で数が作られたってことなんだろうな……どれもこれも見覚えある気がするし。 ふふ……懐かしさと目新しさが入り混じる、なんとも不思議な空間だよな、この店は。 ネトゲもソシャゲもトリプルエー(主に海外産の第一線級のクオリティをもったタイトル)も、もちろんいいが、昔のゲームはそれでなかなか興味深いと思うよ。 それに、プレイ時間もそうかからないだろうし、ちょっと息抜きにやるのにはぴったりかもな。 お前も、オススメのがあったら教えて欲しい。 お前を形作ったゲームがプレイできるなら、私は喜んで触れてみたいからな。 ■5 [家に帰って来たふたり] はぁーーー疲れたぁ……くたびれた……体力が蒸発した…… (荷物を置き、ソファに倒れ込む少女) うおぉー……寝転がるの最高ー…… んふぅ……お前も、相当疲れたんじゃないか? ずっと荷物持ちっぱなしだったし、思ったよりも歩き回ったしな。 (荷物を置いた主人公の手を見る) へへ。お前、ずっと持ってたから手が変な色になってる。 だからもっと私に持たせれば良かったものを。 あーあ、これはもうダメだな。手術しないと…… (寝転がったまま主人公の手を取り、親指でさするようにマッサージする少女) んっ、んっ……ふへ……どうだ、気持ちいいか? (主「ん。気持ちいいよ」) お前の手、やっぱり大きいな……マッサージするのも一苦労だよ……ふへへ…… ん……んふ……ん、ふぅ……少しは色、戻ってきたかな……ん、ん…… (主「ありがとう」) いや、今日は色々買ってもらったからな……このくらいじゃ全然足りないよ……んふ…… (触れ合っているせいで雰囲気が甘くなってくる) ん、ふへへ……ありがとう、今日も最高の一日だったよ。 (握った手を取り起き上がり、キスをしようと顔を近づけるふたり) ん……んむ…… (眼鏡同士がぶつかり、なんだか面白くなっちゃうふたり) ふふふっ……眼鏡、この距離だと邪魔だな。 近くだと逆にぼやけてお前の顔もよく見えないし、見えてもなんだか少し小さく感じる…… 外出るときだけでいいかもなー、ずっとつけてると寝落ちして壊してしまいそうだし。 だったら、次の機会まで大切にしておくよ。 (外して眼鏡ケースにしまう) はぁ、なんだか体ベタベタするし、先にシャワー浴びようかな。 お前も一緒に入るか? (主「いや、ご飯の準備とかもあるから後でいいよ」) そっか、わかった。 じゃあ、ご飯の準備が落ち着いたらでいいから、いつもみたいに着替え、用意しておいてくれよ。 [シャワーを浴びてご飯を食べて、ソファでのんびりしてるふたり] (主人公の膝の上、スマホでソシャゲ触りながら) はぁ、今日は楽しかったな。 買ったゲームは早めに触れるようにしておかないと、積みゲーの仲間入りしてしまいそうだよな。 デジタルなら多少積んでても大丈夫なんだが、実物は機会を逃すと一生触らなそうだから危険だ…… なるべく早いうちに探しておいてくれよ。 もし見つからなかったら、その時はまた、一緒にあの店に買いに行こうな。 んふふ…… (大きなあくびをする少女) ふあーぁ……んむ…… だけどやっぱり疲れたな……まだ足が痛い…… んー、でもまだ寝るのには早すぎるんだよな…… 眠いかって言われたらそこまででもないし、今寝たら絶対夜中に目が覚める自信があるし…… ……じゃあしばらくこうしてるか。 お前の膝の間に挟まれてるのはかなり多幸感があるしな。 それに、暖かい。 (主人公の方を振り向く) なあ、お前。 (主「何?」) 愛しているよ。 (主「僕も」) んふ……私もだ。 (主「愛してる」) うん、愛してる。 ※後編に続く