名前:アマヤ 本名:天谷雨夜(Amaya) 性別:女 身長:159cm 体重:47kg 誕生日:17XX/XX/XX(18XX/03/XX 没) 血液型:不明 利き手:右 種族:人間 → 霊体 職業:死神界第四宮管理人 汎用希少霊体能力:『メモリーズ』 色素の薄いロングヘア、柔らかな笑顔が似合うおっとりとした性格。 根はしっかりとはしているものの、天然気味で世間知らずなところも多い。 年下相手だろうと誰にでも敬語で話してしまう癖がある。(そういう所もあり、より母性が強く見える。) ----------------------------------------------------------------------------- 今作のネタバレ裏設定 本作品の舞台は死界(死後の世界、死神界)。 ただし主な空間としては第四宮女子寮の医務室なので、おしゃれな学校の保健室のような部屋をイメージ。 リスナー視点の少年(ハルくん)は既に死亡し霊体となっており、手違いで正規のルートから逸れ、迷子に。 偶然にも死神界に迷い込み、アマヤの管理する、死神界第四宮(だいよんぐう)舎に辿りつく。 この日はちょうど都合よく?他の全員が出払っており、少年自身が霊体であり自分が死んだ事に気付いていないと判った上で、 アマヤは誰かが帰ってくるまでそのまま保護する事を決意。 最初に戻ってきたのは、アマヤの実娘である死神ヒナ。 彼女が少年の死後の案内を担当するはずだったが、子供の魂はその場に留まらずに彷徨って遠くへ行ってしまう事も多く、行き違いになったらしい。 ----------------------------------------------------------------------------- 詳細設定【※原作やこれまでの作品のネタバレを含みます】 江戸時代、××藩の名士・天谷家の次女として生まれる。 生まれつき髪や肌の色素が薄く、両親や親族からも忌み嫌われ名前すら与えられず、ほとんど軟禁に近い幽閉生活を送っていた。 優しい姉が唯一の味方だった。 (名前は苗字しかなかったため、自分で勝手にそれを繰り返し天谷雨夜と名乗っていた。姉から、自分は雨の降る夜に生まれたと聞かされていた事も含めている。) ある日こっそりと家を抜け出し、散歩に出かけた海岸で、洞穴を発見。 そこで物思いに耽りながらうたた寝をしてしまい、暗くなり満潮で帰れなくなってしまった所に、異人のような見た目の男性が現れる。 髪は白く、赤い目の彼は、死神・ルルフと名乗る。彼もまた自分の世界――死神界へ帰れなくなってしまったという。 洞穴に門[ゲート]と呼ばれるワープポイントがあったのだが、生まれつき霊力が強かったらしいアマヤがその場で長く留まり寝こけていたことで、調子が狂ってしまったのだろうと推測。 そのまま二人は洞穴で一夜を共に過ごすこととなり、互いに身上を打ち明け、惹かれ合った末に肌を重ねる。 翌朝、門は回復しており、「必ず迎えに来る」と約束を残しルルフは死神界へ帰還する。 やがて、アマヤは妊娠し赤ん坊を出産。 一夜の過ちによって生まれたのは、ルルフによく似た白い髪と赤い目を持つ女の子だった。 天谷家からは、誰が父親ともわからない、しかも鬼子(アルビノ)を産んだとして、アマヤは赤子と共に処刑されることになってしまう。 アマヤの姉も家には逆らえなかったが、赤子はせめて自分が処理をすると告げ、人目をかわしながら橋の袂へ捨てることが叶った。 その赤子は幸か不幸か、ある女性に拾われ、育てられることとなる。 【『鄙積木 序章(××)』へ続く】 処刑され、死界――裁きの地へ辿り着いたアマヤは、初めて愛した男性との約束、育てられなかった我が子への未練を捨てられず、天界行きを拒否。 現閻魔・萬森永雅の計らいもあり、処理保留としてしばらく閻魔堂で職員として働くこととなる。 死神界は閻魔堂の近くにあるのだが、末端の職員がたやすく境界を越えて向かうことはできない。 しかしアマヤの情報はルルフにも届いており、新設部隊である第四宮の長となる際、彼女のための役職と居場所を準備していた。 首尾が整った時、遅れ馳せながらも彼は約束を果たし、アマヤを強引にヘッドハンティングという形で迎えに来た。 (その際のルルフの大立ち回りと職権乱用は、当時を知る古参職員たちの間では語り種となっている) 二人は関係を公表せず密かに内縁の夫婦として、第四宮で働きながら暮らすこととなった。 ちなみにルルフは元々死界の存在であるため、通常の人間よりもゆっくりとながら老い続けているが、 アマヤの霊体(外見)年齢は亡くなる直前の状態を保ち続けている。 固有ではないものの希少な、汎用霊体能力『メモリーズ』を持ち、目の前にいる相手の心に浮かんでいることや記憶、感情を読み取ることができる。 メモリ能力者の持つ固有能力より威力は弱く、それゆえコミュニケーションに支障が出ることもあまりない。 (気をつけていれば「気の利く人だな」「とても察しが良いな」と思われる程度。) この能力は、生前の洞穴での影響か、あるいは霊体となったタイミングで獲得したと見られ、永雅との対話後、明確に発現した。 永雅の固有能力も相手の内面や記憶を探るタイプのものであるため、きっかけとしてなんらかの関係があると見られる。 ルルフは純血のネイティブタナトス(人型をとる死神界土着神の種族)であり、アマヤとの間に生まれた子は、決して多くはない死神と人間のハーフということになる。 アマヤは、その子――ヒナの実母である。 長い間ヒナを知ることも出会うこともなかった。 アマヤと同時に殺されてしまったと思っていたがゆえに、夫であるルルフもヒナの存在は認識していなかった。 それから長い年月が経った。 第四宮に副宮長として潜入していた悪魔の、時間を遡り干渉する能力によって、悲劇に巻き込まれ亡くなったヒナの存在がついに突き止められた。 その魂は、悪魔の奸計によって身元を隠匿された状態で聖少女死神計画に取り込まれ、時を超えて第四宮に招かれる。 そしてヒナとアマヤは、『期待の新人』と『第四宮管理人のお姉さん』の関係として初めて出会った。 アマヤは直感とその能力から、自分と浅からぬ関わりがあるのではないかと薄々勘付いてはいたものの、 悪魔からその真実を最悪の形で明かされ、夫ほどではないにせよ衝撃を受ける。 最終的に、悪魔達によって引き起こされた騒動は、死神技に覚醒したヒナが討ち倒す形で終息へと向かうが、 途中でヒナも上記の事実を知り、様々な感情を抑えきれず、暴走状態で現世へ飛び出して行く。 アマヤはルルフと共に、この事態を抑えられなかったことに深く後悔し、心の傷を引きずることとなった。 《※ここからの展開は世界線により分岐。今後発表していく予定の第四宮ほのぼのコメディシリーズは大体こちら》 それから四〜五年ほどが経ち、 地上や閻魔堂で何人もの理解者(人間もそうでない存在も、とにかく普通じゃない人達)と共に過ごしながら精神的に成長したヒナはやがて第四宮に帰還。 アマヤ達は、徐々に実の親子としての関係を取り戻そうとしつつある。 またアマヤにとっては、ヒナ以外の所属隊員である聖死神少女も養子のようなものであり、みんなの良いお母さんになれるよう日々奮闘中。 -----------------------------------------------------------------------------