■呑みエッチ02呑み編:イケメン女上司と高級レストランで二人きり ■01_飲み編・前編 あぁ、綺麗な色ね〜。 私、ロゼシャンパン好きなのよ♪ ほら、香りも素敵よ? まるでラズベリーのような甘さと、その奥にほんのりと香るアーモンドのようなコク……んん〜。 す〜……んん、んふぅ……すぅ〜、んん……んはぁ♪ さぁ、いただきましょ? 乾杯♪ あぁ、グラスは合わせなくてもいいのよ? そうそう、傾けるだけで十分。 んっ、んん、すぅー……ごくん。 んん、んふぅ……あぁ、美味しい。 ふぅ〜。 甘さの中に、ピリリと感じるジンジャーが素敵な喉越しを生んでると思わない? これが食欲を誘うのよね。 シャンパンって本当、最高の食前酒だわ。 あ、あぁ、でも。 男性には、ちょっと可愛らしい色合いよね。 キミ、同じもので良かったの? ボトルで注文しなくても、別々のお酒で良かったのに……ふふっ♪ だから、今日は私の奢り、だってば。 いつも頑張ってくれてるキミへのお礼と、今後の激励のためにね〜♪ んむ、んむ、するるる……んっ、んくっ。 ふぅう〜……ほら、遠慮しないで? やぁね、緊張こそしないで欲しいわ? 同じ部署になって、もう半年以上経っているのよ? 私、そんなに怖い上司かしら……ねぇ? あらぁ? そこで言い淀んでるようじゃ、私を満足させる答えは出てきそうにないわねぇ……っふ、んふふ。 冗談冗談……ん? はい。 ありがとう……。 えぇ? やぁねぇ、私だっていつもこんな素敵な店に来るわけじゃないわよ? 第一、一人で来ても寂しいわ……一緒に飲んでくれる人がいないとね。 キミは案外、お酒に強そうな顔してるわよ? 普段からワインボトルの一本や二本、軽く開けちゃうんじゃないの? あら〜、じゃあ日本酒? それとも、ウイスキー派だったり? ふぅん、そう……んっ、んっ、んくくっ……ごくん。 私は、そうね。 家にも、いくつかお酒は置いてあるかしら。 んふふっ、ビールだって飲むし、ハイボールだって飲むわよ。 なぁに? 私、家ではガウン姿でブランデー飲んでるイメージ? 膝には猫を抱えてるのかしら。 あのねぇ、私とキミ、そんなに年も離れてないと思うんだけど? ふふ……んふふ♪ やっと、緊張もほぐれてきた? それじゃ、シャンパンを味わって、楽しいディナーにしましょ? 明日はお休みだもの。 ちょっとくらい飲み過ぎても平気よ。 私は酔い潰れたりしないわ? え、えぇ……ワインなら、赤と白、ボトルで飲み切っちゃうことだってあるし? うぅ。 別に、大したことじゃ……お酒に強いのが、格好いいってコトじゃないでしょう? ないわよ。 逆に言えば……お酒に弱い男の人だって、格好悪くなんてないし? ないの。 お酒は美味しく、楽しく飲めるのが一番だわ。 格好悪いのは、酔い潰れること……とか? 性格変わったり、態度が変わるのは駄目よね。 格好悪いわ。 そうならないように、自分の適量を知っておくのは大切ね。 んん? あぁ……じゃあ、今日、計ってみたらどう♪ んっ、んっ、んんぅ……っごく、んん。 んっふぅ〜♪ はぁ……あ〜ぁ、飲み終わっちゃった。 次は赤? それともボトルじゃなくて、料理に合わせて選んでもらう? そうね。 そうしましょうか。 次からは料理に合わせて、グラスでいただけますか? はい、お任せします。 だ、だから、別にそんなに慣れてるわけじゃないわよ。 取引先と食事に行くと、こうしたお店になることが多いから……まぁ、最近は不景気だから、そんな機会も減ってるけど。 あぁ、そうね……そうかも。 誘われることは、多いわ。 えぇ〜? ないない、ないわよ。 断ってる。 仕事ならお付き合いはさせてもらうけど、プライベートではね……魂胆が丸見えの人もいるし。 と言うか、ほとんどわかるし。 まぁ? 誘いたくなる気持ちはわかるわ? だって、私だものね♪ こんないい女、仕事以外でも誘わないと勿体ないじゃない? でも、残念。 そう軽々しくお誘いには乗れないわね〜♪ あら♪ そうよ〜? だから、キミはこのラッキーなシチュエーションを思いっきり堪能しなくっちゃ。 この私と一緒に飲める人は、そうそういないんだからね? んふ、ふふふ。 んく、んく、んんっ……っごくん。 んん、んっふぅ〜……この白も美味しい♪ ワインって難しいから、ソムリエにお任せしちゃうのが楽よね〜。 えぇ、そうよ? 知ったか振りして肩肘張るより、プロにお任せしちゃえばいいワケ。 私はワインや料理のプロじゃないんだから、お勧めをいただく方が間違いないでしょ? そう……仕事も、ね? なんでもかんでも自分でやろうだなんて考えてるから、無理がたたっちゃうのよ。 現場のことはプロに任せて、その準備や後始末、作業の根回しをして……後は思いっきりやってもらう。 一人でできないことは、同僚や先輩を頼ればいいの。 勿論、それを迷惑がる人もいるでしょうけど、後になって問題を大きくされれば、結局、チーム全体の評価も下がるし? 後々、自分が迷惑を被ることになるって思えば、一時の迷惑なんて我慢できるものよ。 そのくらいのこと、私のチームにいる人は全員わかってるわ。 足を引っ張ろう、なんて考えてる人はいないのよ。 キミは真面目なのが取り柄だけど、もう少し人に甘えることを覚えた方がいいわね。 迷惑をかけられて嬉しいって人もいるんだから……いるわよ〜。 頼られて喜ぶ人、多いのよ? えぇ、私もね。 なんと言っても、キミの上司なんだから♪ 仕事は頼ってくれていいし、失敗して落ち込んでれば話だって聞いてあげるし……こうして、食事と、お酒もね? んも〜っ。 パワハラ扱いやめてよね? そ、そりゃ、多少強引に誘ったのは認めるけどぉ……で、でもほら。 この店、美味しいでしょ? でしょ〜? 取って置きだったんだから。 あ、すみませ〜ん。 赤ワインくだ……コホン。 赤、いただけますか? はい、ではそちらを……お、おほほ。 ふぅ〜……キミは? おかわりっ。 あっそ。 フンだ。 いいわよ、私は遠慮なく飲ませてもらうから〜……んっく。 んむ、んむ、んん〜……っごくん。 ぷはぁ〜♪ ワインってジュースみたいよね〜♪ ついつい飲み過ぎちゃう……あら。 そんなコトないわ? 結構サマになってるわよ? チビチビ飲むところは、ちょっと可愛いけど♪ ふふ、あはは……ゴメンゴメン、んふふ。 私はまだまだ大丈夫よ。 でももう、コースは終わっちゃうのよね……チーズ食べながら飲んじゃおうかしら。 まぁでも、お会計も怖いし。 ここではこの位で……あ。 コホン。 あぁもう、大丈夫大丈夫っ。 キミはいいってば……そんなに怖がるほどじゃないから。 第一、私が怖がるほどのお会計だとして、キミ、割り勘できるの? あ、あら、そう? へぇ〜、そう言うところも堅実なのね。 ううん? 真面目なの、素敵よ♪ 実は浪費家でした……とは、見えないしね〜? んふふ……コホン。 とにかく、心配しなくて大丈夫。 上司が奢るって言ってるんだから、部下は甘えればいいのよ♪ そうそう。 甘えられた方が嬉しいってね? そもそも、付き合ってもらえたのも嬉しいし……んふふ。 ううん? なんでも。 あぁ、ほら。 食べちゃわないと、デザート、出てこないわよ? キミ、甘いもの好きでしょう♪ 勿論、私もね。 まだまだスイーツ大好き女子だもの。 ま、まぁ、カロリーについては、今日のところは考えずに……あ、明日。 明日ね。 ジムでいつもの倍走れば、なんとか。 えっ……今時、ジムに行くくらい普通よ。 あぁ、いえ。 行かなくても、別にね? 規則正しい食生活をしていれば、余分な脂身が着くこともないワケだし。 やぁね、私だって運動が得意なわけじゃないわ。 ただ、ちょっと……うう。 脂身は、着きやすいかな〜と……え♪ あ、ありがと。 お世辞でも嬉しいわ。 あ、あはは。 だから、別にスポーツマンが好きなわけじゃないのよ? むしろ、筋肉付き過ぎなのはちょっと……。 私も、学生時代は勉強しかしてなかったから……体育の授業、苦手だった〜っ。 そうっ、誰かと組まされるのとか最悪だったわよね♪ だ〜れも組んでくれなくて凹むのよ〜っ。 うぐっ……そ、そうよ? 今は、色々と頑張ってるの。 私だって最初から仕事ができたわけじゃないし? 同僚や先輩に頼るのが苦手だったから、一人でこなしてきただけで。 そうやって積み重ねてたら、いつの間にか昇進してたのよね。 そうなると、外回りも増えるでしょ? 食事の機会も増えて……だから、カロリーを消費しないといけなくなって。 お酒は……まぁ、好きだけど。 シャンパンやワインをお上品に飲むだけって、あんまり楽じゃないじゃない? 美味しいけど、楽しさは……あ。 ううん? 今日はね、楽しいの。 接待が苦手ってことで……あっ。 も、もしかして、キミは接待気分? 上司に無理矢理付き合わされて……そ、そう? ホントに? はぁ〜……それなら、良かったわ♪ ふふっ……そこまで褒めたら、嫌味に聞こえちゃうわよ? けど、お世辞ってわかっても、褒められるのはいい気分だわ。 昔は、太鼓持ちなんてって思ってたものだけど……。 う〜ん……あ、あら。 ありがとう♪ そうね。 ただ無闇に褒められても、下心が見えたら虚しいものよ……。 やっぱり、言葉の種類じゃなくて、誰が、いつ言うかが大切なんだわ。 えぇ、キミにそう言ってもらえるのは嬉しいわ……嬉しくて、もっと言ってもらいたくなっちゃう。 でも、ただ褒めてもらえるだけじゃ、すぐに飽きちゃうわ。 人は、快楽にはすぐ慣れるのよ。 だからもっと、も〜っと、強い快楽を求めるの……あぁ、そうね。 お酒もそう。 もっと飲みたくなって、もっと酔いたくなって。 キミは? もっと酔いたくならないの? だから〜……今日、飲める量を計ってみればって言ってるじゃない。 あぁ、大丈夫。 その時は、私が介抱してあげるわ? それとも、私じゃ不服? そう……嬉しいわ♪ ■02_飲み編・後編 ほら、いつまでも立ってないで、座ってて? やぁね、なんで床なの? ソファに座ればいいでしょ? いいのよっ……あと、何飲む? 水はチェイサーでしょ? お、さ、けっ。 そう? じゃ、アイラモルトね♪ ふんふふんふ〜ん♪ ほら〜、これどう? 取って置きの28年ものよ? こんなの美味しいに決まってるわ〜♪ ちょっと。 いつまで上着着てるワケ? 堅苦しいわね。 そうそう、脱いで脱いで……はい、いい子♪ ふふふ……ネクタイ緩める仕草っていいわよね〜。 エロ〜い♪ おっと……セクハラ? んふふっ……っと。 それじゃ、このお酌で許してもらおうかしらね〜? ふんふふ〜ん……んん? そうね。 普通に売ってるのは10年とか15年もの? まぁ、ちょっとだけお高いかしらねぇ。 いいのいいの。 一人で飲むより、一緒に飲んでくれる人がいる方が絶対美味しいわ♪ はい、どうぞ? 乾杯しましょ……ん〜、えーと。 キミが、うちに来てくれた記念? あら、やだ……パワハラで連れ込んだんじゃないわよねぇ? でしょ〜? じゃあ、楽しく飲みましょ? はい、かんぱ〜い♪ んっ、んちゅ……ずず、ずるるっ。 んむ、んむ、んぅ……っごくん。 んっはぁ、あぁ〜……はふぅ〜♪ でしょ? いいお酒なのよ〜。 さっきは甘いお酒ばっかりだったからね。 ゆっくりと飲むなら、こういう方が……え? あ、あぁ、濃い? じゃあ、炭酸で割る? えぇ、いいのよ? 別にロックやストレートで飲むのが正しいなんてコトはないもの。 言ったでしょ? 私だって、ハイボールくらい飲むわよ……っと。 お酒は美味しく飲むのが一番♪ とはいえさすがに、日本酒やシャンパンに氷を入れようとは思わないけど。 あー、でも。 氷入れて飲んでもいい日本酒はあるわね〜。 前に、一度だけ飲んだことあるわ。 ま、まぁ、その時も私はストレートで飲んじゃったけど、あはは……んっ、んしょ。 はい、じゃあこれね〜……っと。 はい、どうぞ? いいのよ、好きでやってるんだから。 レストランで女がワインを注ぐわけにはいかないけど、家だし? ウイスキーだし〜♪ んっ、んっ、んんぅ……っごくん。 んふぅ……これ、本当に美味しいわね。 飲み過ぎ注意だわ。 あぁ、そうね。 水も飲んでおかなくちゃ……っと。 ずずっ、んん、んちゅっ……ずるる。 ごくん。 ふぅっ。 え〜? 毎日こんないいお酒飲めるわけないじゃない。 取って置きって言ったでしょ? それに、毎晩飲んでるワケでもないし。 そうね〜……昔はバーに飲みに行ったりもしたけど、仕事が忙しくなって足が遠のいちゃったわ。 む、昔って、そんな何年も前なんてことはないんだけどね、あ、あははっ。 やぁね、そんなにオバサンじゃないわよ……キミと五つも離れてないんだから。 あら、そう? んふふ、ありがと♪ そりゃ〜ね〜、頑張ったもの。 おかげで、んん。 ふぅ〜……給料は良くなったけど、バーに飲みに行くとか、レストランで素敵なディナーとか、そういう余裕はなくなっちゃったわ。 なんか、一度間が開いちゃうと……ねぇ? でっしょ〜? だからって、また新しい行きつけを探すのも面倒だし……でも、ちょっとくらいお酒は飲みたいじゃない? だから自分で買ったりして、いつの間にか家飲みに。 あー……料理は、あんまり。 で、できなくはないのよ? 自分で食べる分くらいなら、なんとか……あはは。 ずっ、ずずっ……あ。 ない。 ふぅ〜……でも、まぁ? 世の中、美味しい食べ物はいくらでもテイクアウトできるし……ねぇ? あはははは……。 んっ、んっ、んむむ……っごくん。 んっふぅ〜……そう言うキミはどうなのよ。 料理、できるの? ほら〜、そうでしょ? キミだって学生時代は勉強に明け暮れてたタイプよね。 私もそうだったから……で、就職したら仕事三昧。 いつ料理の勉強すればいいのかってね。 ふふふ……私たち、そういうトコ似てるのね♪ んっ、んっ、んんぅ……っごくん! ふぅう〜……で、でも? 仕事の方は結構落ち着いてきたし、少しずつやってみても? あぁ、私ね? 私が……だからぁ、料理? キミはまだまだ、これからもっと仕事に集中しなくちゃいけないじゃない? でもまぁ、私は時間の余裕も出てきてるから……うん。 やっぱり、料理はできる方がいい、わよね。 べ、別に、女だからだとか、これからは男だって料理や家事をとか、そういうのはどうでも良くて……こういう時、ちょっとくらい? そうそう。 こうして家飲みする時、ささっとおつまみ作れたら、素敵じゃない? いい女、って感じがしない? でしょ〜? そうなのよ〜♪ 私はもう十分、いい女なんだけど。 まぁ、ちょっと? いい女過ぎるって言うか……料理の一つくらいできた方が、可愛げがあるって言うか……あ、あはは。 いや、待って。 いいの、そこは無理して褒めないで。 可愛げがないことは重々承知してるのよ。 仕事ばっかりできても、上司や取引先に女扱いされてないことはわかってるわ。 自分から、そういう態度は取らないようにしてたワケだし? だから、ほら……下心丸出しの接待には付き合わないとか、セクハラに対しては必要以上に厳しく当たったり、とか。 でも別に、社内恋愛を禁止にしろとまで言ってはないし? 仲のいい人たち同士のスキンシップにまで、目くじら立てて来たワケでもないのよ? 私は、私自身を律してきただけで……ちゅ、ちゅぷ。 ん、んん……ごくん。 ふぅ〜……っ。 ね、ねぇ? キミから見て、その……ど、どうかしら。 だから、その……私? どう、って言うのは、ほら……女として、とか。 料理……できたら、更に良くなりそう、とか。 元々? いいと思う? あ〜……あはは、ど、どんな風に? うん……うん……そ、そう? んふ、ふふふ……そうよね。 そうでしょう? これ以上良くなっちゃったら……ねぇ? あぁん。 誰もが、とか、そういうのは訊いてないの。 キミは、どうなの? って訊いてるのよ? そう……キミが、私のことを、どう思ってるのか、訊いてるの……ね〜え〜? ふふっ、こそばゆい? それじゃ、もっと……。 あっ……やだ。 お酒臭い? 大丈夫……なら、いいわね。 こういうの、初めてだから……私、凄くドキドキしてるわ♪ 今まで? 他の人と? だから、ないわよ? 誰かと二人きりで食事に行ったのは、今日が初めて……上司も、同僚も……勿論、取引先の人と個人的に、なんてことはなかったわ。 それと……家に招いたのも、ね? 今日が初めて……キミが、初めて♪ 私の横で、お酒を飲めてるのは……キミだけよ? こんなに、近くに寄り添ったのも、ね。 学生時代? やぁね、社会人になるまで、お酒は飲んだことなかったわ。 言ったでしょ? 勉強ばっかりで、飲み会に出たことはなかったし……ま、まぁ、誘われることも、ほとんどなかったんだけど。 と、言うか……そういう風に、昔のことを根掘り葉掘り訊くのは良くないと思うのよね? 大事なのは、今、この瞬間だと思うんだけど……どう? あぁ、そっか……んっふふ。 キミ、飛び込み営業はできないタイプだもんね? なんでも、前もって準備しておかないと……ううん? 事前準備をどれだけしても、本番で緊張しちゃうタイプ。 だから、仕事でも今ひとつ思い切りにかけてるのよね……それが、キミの足りない部分。 逆に言えば、もう一歩踏み出す度胸さえ付けば、グンと伸びるんじゃないかしら。 付く付く♪ キミの仕事ぶりを見てきた上司が言うんだから、間違いないっ。 だからぁ……あとは、実践あるのみ、だと思うんだけど……ねぇ? 度胸、付けてみない? やぁねぇ、それは自分で考えて? 最後は自分の意思で、しっかり自分で答えを出さないと、経験の積み重ねにはならないわよ? 経験値が溜まらなきゃ、レベルアップしないでしょ? え……。 あぁ、はいはい……っと。 足りないわね。 はい、どうぞ♪ 私も、もうちょっと。 んっ、ずずっ……んむ、んむ、んん。 ごくん。 んふぅ〜。 はい? えぇ、なぁに? そうねぇ……年下だし、部下だし? 自信は、これから付けていけばいいんじゃないかしら。 経験を積めば……そうそう♪ 私で、経験しちゃえば……。 い、いや……私も、こっちについては経験豊富どころか、まったくもって……う、ううっ。 コホン! いいから! その辺はもう、私に任せて、頼ってくれれば? そうそう……そう。 そういうのは、年上に任せちゃえば……ねぇ? あぁでも……まずは、最初の一歩を、ね? キミ自身が働きかけないと、経験に……う、うぐっ。 あ……はい。 ええと、その……は、はい♪ あぁもう……そう言うのいいから。 自分を卑下したってつまらないでしょ? なんなら、無闇に自信持って、思いっきり突き進んだっていいのよ。 失敗? してもいいのよ? 失敗も経験……お酒だって、たくさん飲んでみないと、自分がどれだけ飲めるのかわからないんだから。 とりあえず、今日飲んだ分量までなら、大丈夫ってことでぇ……んっふ。 うむっ、んっ、んっ、んぅう、うっちゅ……っちゅ、じゅぶ。 ちゅ、ちゅ、ちゅうちゅう、じゅぷ、ちゅぶぶ。 うっふ、うう、んぅん。 うぶっ、んん、んぷぷっ。 うぶ、うぶぶっ。 ちゅう、ちゅう、じゅぷじゅぷ、うじゅぅ〜……っちゅぷ、んむん。 んっ、んっ、んぅう……っぷはぁあ♪ はぁ〜、はぁ〜、はぁはぁ、あっふ、んん……っごくん。 はふぅ〜。 それで? だから、この後はどうするの? ふふふ……そう簡単に、分別をなくすなんてこと、できないわよね。 ましてや、私みたいな年上相手じゃ……っふぅ〜。 仕方ない。 それじゃ、仕事と同じで私がリードしてあげるしかないわね。 いいのよ? ぜ〜んぶ、お姉さんに任せておきなさい? なんて、私も未経験なんだけど……なんとかなるかしら、ねぇ?