;//////// ;Tr1 日々姫の悩み(くま川沿い散歩) ;//////// ;発声は"ガールズ トゥー〜 "でお願いします。 ;タイトルコール ;1/前 【日々姫】「『Girs 2 Your SIDE_日々姫_SIDE B』」 ;環境音 くま川、川沿い(夏の終り。清流音) ;日々姫とにぃにはふたり並んで散歩。右側通行で、リスナーの右耳側に日々姫。さらにその向こうが川。 ;SE 足音 ;3/右 (マイクと同じ視線) 【日々姫】「……ううう……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「まとまらん……ゆーか……(悩む呼吸とニュアンス)……描けとらんよね、今、わたし。やっぱり。うん」 :SE stop ;3/右(マイク向き) 【日々姫】「……ね、にぃに。こんスケッチ……依頼ば受けとる、例の、エステティック・トレインの」 ;SE スケッチブックから1枚を破り取る→わたし 【日々姫】「どぎゃん思うと? ……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あー」 【日々姫】「……私……私は……私的にも……うん。描けとるは描けとるよね、とは正直思うと。 ばってん――こう……形だけ描いとるゆーか、今までの繰り返しを脱却できてないゆーか…… ん……」 【日々姫】「(30秒ほど悩んでから、確信して)――ダメ、やっぱり。これも焼き直しになっちゃってる」 ;SE さっきの一枚をビリビリに破く。雑にではなく、まず2枚に、次に4枚に、と、2分割*3をゆっくり丁寧に 【日々姫】「(その動作の呼吸、ニュアンス)」 ;SE 足音再開 ;3/右(マイクと同視線。散歩中の会話の感覚で、にぃにの方も適宜見てください) 【日々姫】「(ため息)……絵になっとるはなっとるんよ、一応。 誰かさんに見てもらったらきっと 『100点満点中。70点です』っていわれるだろうくらいには。 ……形にはなっとる。必要な機能も満たしてはいる」 【日々姫】「ばってん……そいだけ。 機能ば満たすことが再優先の通勤型車輌ならそれがむしろ大正解なんだけど…… エステ列車でそれじゃあまるきりいけんでしょお」 【日々姫】「鉄道復権にもちょっとずつ形が見えてきて。 やけん、いままで鉄道に馴染みのなかった若い女性に列車の楽しさを伝えるための、 新機軸の体験型観光列車」 【日々姫】「大板県が誇るハゲ地獄温泉の泥湯を駅で汲み立て積載して、エステの施術を受けながら、のんびりとした列車旅。 終点・湯富院下車後はシャトルバスで名門ホテルのお風呂に直行で、乗車の疲れも泥も落とせる」 【日々姫】「もちろん、これほど嬉しい案件もなかけん、いっつもどおりに……いっつも以上に準備ばしたと。 たくさんの資料ば見て、沿線の、観光の人たちの声ば聞いて。 みんなから意見もらって……それだけじゃなく、にぃににも――」 ;SE stop ;3/右 (接近囁き) 【日々姫】「……にぃににもエステ……えへへ、私、させてもらっちゃったし」 ;3/右(通常)  【日々姫】「やるべきことはきちんとやってる。 このデザインば完成したら、うまくいったら――どんな人がどんなふうに喜んでくれるのかも想像できてる。 笑顔、見えとる。描ける。ばってん……」 【日々姫】「……―ばってん……そぎゃんできてるのに……なんか――」 【日々姫】「(悩みに沈んだ呼吸とニュアンス、30秒ほど)」 ;環境音 遠い花火(単発) 【日々姫】「……え? 花火。今年、花火大会中止のはずなのに…… それに、まだお昼過ぎだし、時間も早すぎるとよね」 【日々姫】「(疑念と期待が混じった息とニュアンス→だんだん普通の呼吸に、で30秒ほど)」 【日々姫】「……やっぱり大会の花火じゃなかとね。一回だけ。 誰かが浮かれて打ち上げ花火ばあげたとかねぇ、ナカガワラあたりで。って、ん?――あのポスター……」 ;SE 日々姫だけ移動 ;3/右→;13/後遠 ;13/後遠 (マイクに背中向き。にぃにから振り返り) 【日々姫】「そか……なるほど。にぃに、今日、夏越(なごし)さん。夏越祭(-まつり)と。 最初の予定日に台風でできんくなって、そいで、振替が今日――今夜」 【日々姫】「夏の終りを告げて、秋ば迎えるためのお祭り。夏を越すお祭り。夏越祭。 秋のおくんちさんとか、お正月の賑わいとかと比べちゃうと、地味ーで静かなお祭りばってん…… それだけに、御一夜らしさば感じる祭り」 ;SE ゆっくりとした足音で ;3/右 まで戻る ;5/後→;3/右 (ゆっくり移動しながら) 【日々姫】「……ここ何年かいっとらんかったけど、完全にいま行き詰まっちゃってるのもあるし―― 誰かが誘ってくれたなら、いくのもわるくないかな〜って思うんだけど――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――♪ えっへへ〜」 ;3/右(密着・囁き) 【日々姫】「ありがとにぃに。だぁいすき」 ;3/右(通常) 【日々姫】「ゆーか、うん。夏越祭までまだ時間あるし…… その間、気分転換を兼ねてどっかでスケッチでもしてみるのもよかとよね」 【日々姫】「もう何時間かで日も落ちるし、一週間前までとくらべると、暑いはもちろん暑かけど? それでもずいぶん、過ごしやすくもなってきてるし」 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――えへへっ! にぃにも一緒にきてくれるなら、決まり!!!」 【日々姫】「そいじゃ、にぃにの準備がよければ、このままふたりでお出かけしちゃおー!」 ;SE 足音、大きく一歩 ;1/前(マイク向き) 【日々姫】「そうしたら――うん!! 御一夜城址公園に! 出発・進行!!」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track2 御一夜城址公園 (湧水池環境音+スケッチ、鉛筆削りASMR) ;//////// ;環境音 人吉城址公園 F.I. ;7/左 【日々姫】「ん……」 ;SE スケッチ音 (鉛筆シャッシャ、カリカリ) 継続 ;*呼吸音=スケッチで手を動かしてるイメージです。 【日々姫】「……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――わるくなかとね、御一夜城址公園。 こぎゃんとこでお絵描きするのば、少等部のころ以来? くらいな感じだけれど、多分」 【日々姫】「ばってん――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん」 【日々姫】「池があって――(呼吸音)――小さな石橋がかかってて――(呼吸音)――手入れされた木々が――(呼吸音)――しげってて――」 【日々姫】「(スケッチに集中する呼吸音。30秒ほど)――ん。」 【日々姫】「絵になるゆーほどの景色じゃなかけど……(呼吸音)――絵にならん景色でも、なし――(呼吸音)――それだけ、に――(呼吸音)――どこ切り取って絵にするか――(呼吸音)――やりようが――(呼吸音)――いくらでも……(呼吸音)――ある、けん――っと」 ;手を止めてじっくりと自分のスケッチを見る 【日々姫】「((呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ん。悪くはなかとね。 ばってん、んー……(わくわく→失望→失望の吐息)……これもやっぱり、70点って感じばしちゃう」 【日々姫】「なにがどうして……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ」 ;”音”の後、環境音 vol_up 【日々姫】「音……(じっと環境音に耳を澄ませる。30秒ほど)」 【日々姫】「意識したら聞こえる。ここも、いろんな音……。意識ばすれば、いままで見えてなかったものが――音の形が、見えてくる」 【日々姫】「(耳を澄ませる呼吸音。一分ほど)」 【日々姫】「――にぃに……これ、聞こゆるや? あっちの方、水の流れる音しとるよね。 城址公園の……ここ、結構高か――クマ川なんて、ずーっと見下ろすとこなのに」 ;SE 移動。足音 ;7/左で頭きょろきょろ→;16/左前遠 【日々姫】「音……こっち? (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ああ、にぃに、ここ! ここ!!」 ;環境音、水の流れる音をF.Iで足す ;16/左前遠→;8/左前矢印;1/前 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;1/前 【日々姫】「(満足げな息)――お水、ここから湧き出しとるね。上の方に降った雨が、流れ込んで来とるとかねぇ」 【日々姫】「ゆーか。(深く息を吸ってから、楽しげに聞き入る呼吸音+ニュアンス。一分ほど)」 【日々姫】「――ふふっ。良か音。音ばじっくり聞いてみたら、描きたくなるとね。新発見!」 【日々姫】「流れを描く、動きを描くはいっつも意識してるけど――音も描けたら、デザインに盛り込めたならすごかよよねぇ。 ばってん……」 【日々姫】「音って、ちょっと動くと全然聞こえ方かわっちゃうとね。ここが一番よか感じかなって思うけど、茂みに左右挟まれとって、にぃにと並んで座れる感じじゃ…………あ! んふふっ、よかこと考えた〜。 ね。にぃに? まずはにぃにがここにすわって?」 ;1/前→;5/後 (にぃにが日々姫の前に回り込んでしゃがむ) 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)――ふふっそうしたら、かわいいかわいいにぃにの妹、ひーちゃんは!」 ;SE 日々姫、にぃにの膝に座る ;2/右前(膝に座って、首曲げて見上げてしゃべるので、位置的にこの音になるかなと) 【日々姫】「えっへへー、独占指定席! これなら一緒に一番よか音楽しみながらスケッチばできるでしょお。 ひーちゃん天才! あ、けど一つだけいいわすれ。ね? にぃに。もーちょこっとだけ頭ばさげて、近づけて」 ;2/右前→;3/右(密着) 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)」 ;3/右(密着) 【日々姫】「かわいいかわいいにぃにの妹だけじゃなく。いまは私は――ふふっ――(キス音)」 ;3/右密着→ ”んふふ”で →;2/右前 【日々姫】「にぃにの恋人やけん。ね。んふふっ」 ;1/前(密着=膝の上でマイクと同じ視線) 【日々姫】「さて、と。それじゃあ音を描くのにチャレンジしちゃいますか! んしょ――」 ;SE スケッチ再開。鉛筆カリカリ、シャッシャ(継続) 【日々姫】「(集中した呼吸音。一分ほど)」 【日々姫】「……ちがかとね――。ん――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)―― っと――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)―― んーーー、……イマイチ、こう――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SEstop 【日々姫】「……(音に耳を澄ませる。一分ほど)」 ;SE 再開 【日々姫】「んー……(呼吸音)(呼吸音)―― こうかな――面? 的な? ――(呼吸音)(呼吸音)―― それに、無数の――(呼吸音)(呼吸音)―― こまかか、線が――(呼吸音)(呼吸音)――とびちる? イメージ……」 【日々姫】「(1分ほど集中してスケッチ)」 ;SE stop ;1/前(密着) ”ね、にぃに”から;2/右前(密着) 【日々姫】「あああ……ちがかとね。 ね、にぃに――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ああ、うん。 よね。よーーーく聞くしか他になかとよね」 ;1/前(密着) 【日々姫】「(集中して聞く息とニュアンス、できれば180秒ほど。合間に佳きタイミングで 『色?』 『音……いまだと分離しちゃってる――』 『光……うう……透明感――』 『この、ぱちゃぱちゃが――刺さる……交じる……』 と、独り言ブツブツ、うわごとのようにお願いします) ――あ!!!」 ;SE再開、勢いよく 【日々姫】「ちょっとわかったかも!……(呼吸音)(呼吸音) すごくたくさん――(呼吸音)(呼吸音) 要素が、重なりあってて――(呼吸音)(呼吸音) そいば、きっと――(呼吸音)(呼吸音)――っ!?」 ;SE 鉛筆折れる 【日々姫】「あ……芯、折れちゃった」 【日々姫】「あはは、いけんねぇ。妙に力んじゃったとね。私、きっと」 ;SE ポーチごそごそ 【日々姫】「えっと、肥後の守、ひごのかみ――あった」 ;SE 刃を出して→削る 【日々姫】「……この鉛筆も――(呼吸音)(呼吸音) 随分、チビてきちゃったけん……(呼吸音)(呼吸音) 次に折れたら……(呼吸音)(呼吸音) おしまい、かも――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「(集中して鉛筆削る呼吸音とニュアンス。90秒ほど)」 【日々姫】「ん……(呼吸音)――もちょっと――(呼吸音)――」 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――え? ああ――」 【日々姫】「こぎゃんと、芯ば――(呼吸音)(呼吸音) ながぁく、ほそぉく――(呼吸音)(呼吸音) とがらせる、のは――(呼吸音)(呼吸音) ん……(呼吸音)(呼吸音)――っと」 ;SE stop ;SE セリフ合わせ 【日々姫】「先ばほーそくとがらせんと――(呼吸音)(呼吸音)―― ね? こぎゃん細か線ぜーったいに描けんし。 ながーく面ば削り出しとくんは――(呼吸音)(呼吸音)…… ん――(呼吸音)(呼吸音)―― 広い面積ば黒くするのに、その方が都合よかけん。そいだけの話と……ん……ああ」 ;見上げて 【日々姫】「ふふっ。お空もいつも間にか、神様の色鉛筆でちょっとずつ塗られはじめてきちゃったとね。 残念やけど、今日はここまで。――お片付けせんと」 ;SE スケッチブック閉じる。筆記用具筆入れに戻して→ポーチに戻す 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――んしょ」 ;SE 日々姫たつ(同時ににぃにも立つ) ;3/右 【日々姫】「そ〜簡単には描けんよね。音なんて。でも……うん。ちょっとはなんか。ちょっとだけ―― もやもやしてるの、解く糸口、見つかりそうな感じかも」 ;3/右 (密着囁き) 【日々姫】「にぃにのおかげ。ありがと。(しずかなキス)」 ;3/右 【日々姫】「えへへ、そしたら夏越さん行こ? 茅の輪くぐりも、音を気にしてくぐってみたら楽しそうだし。 それに、今年は……」 ;独り言 【日々姫】「神社さんにおねがいしたかこと。私。ちょこっとあったりするし」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track3 夏越祭の夜 (夏越祭り環境音。茅の輪くぐり&茅の輪づくり) ;//////// ;環境音 夏越祭 F.I. ;7/左(密着) 【日々姫】「あー、楽しかったー! っていたら、神様に失礼になっちゃうのかな? 茅の輪くぐりも神事やけん、厳かに臨まんといけん! みたいな」 ;7/左(接近囁き) 【日々姫】「ばってん……まっこと楽しかったの。 だってもう、何年ぶりかわからんくらいでしょお。にぃにと一緒に赤井さんの夏越祭にきて、茅の輪くぐったのなんて」 ;7/左 【日々姫】「前のときは――にぃにが帝都にいくまえ……よね。ほーんと、随分間があいちゃった。ふふっ」 【日々姫】「(お祭りの喧騒を寄り添い合いながら幸せに呼吸音とニュアンス。一分ほど)」 【日々姫】「――あの頃の私には、想像もできんよーなことよね。 プロのデザイナーになれたことも。大嫌いだった鉄道に、こぎゃん深くまでかかわるようになったことも」 ;7/左 接近囁き 【日々姫】「……にぃにとほんとに、恋人同士になれたことも」 ;7/左 (ぎゅっとしがみつく近さ) 【日々姫】「……にぃにが離れていっちゃったとき。私……ものすごくかなしかったと。 にぃにがおうちに来てくれて、ようやく私の――‘ひびき”の居場所が見つかったって思うとったのに」 【日々姫】「私の絶対の味方が出来た! って思うとったのに。それがフイって―― 『義父さんの命令だから』って……ただそれだけの説明で、おうちからいなくなっちゃって」 【日々姫】「……ちいちゃかったけん。私。 『にぃには私より、お父さんのいいつけのほうが大事なんだー』って思うて」 【日々姫】「今かんがえたら、あのころのにぃにが、父さんの言うことに逆らえるはずなんてないのに。 ううん、当時だって、落ち着いてちゃんと考えたら絶対わかることなのに。 たださみしくてかなしくて――捨てられたって思いたくなくって。 やけん……にぃにのこと嫌いになろうって、一生懸命がんばって――ばってん……」 【日々姫】「(言葉を探す呼吸音。深い相互信頼すでにあるので、落ち着いたもので大丈夫です)――あ」 【日々姫】「思い出したと。私がなんで、赤井さんの夏越祭にこんよーになっとったか。 茅の輪。ほら、赤井さんのは、くぐるだけやのーて、茅(かや)の葉、抜き取ってよかとじゃない」 【日々姫】「茅の輪……厄ば吸い取ってくれる輪っかの小さいの。手首にまけるの。“自分で作ってお守りにしてもいいですよ”って、茅の葉、毎年抜かせてくれて」 【日々姫】「これ、全国的にはすっごく珍しいことなんだって……初めて一緒に夏越さん連れてきてもらったときだよね。にぃにに私、教えてもらって。 なんかそれが、わたし嬉しくて誇らしくって。あのころはほんとにちいちゃかったけど、手先の器用さだけは結構、自信あって」 【日々姫】「『それならひーちゃん、にぃにの分もあんであげるとー!』って、ふふっ」 ;SE 左耳耳元で茅の葉ひと束をさらさら鳴らす 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……にぃにがこっちにおってくれたときには、ぜぇんぶの夏に、だったよね。 私がにぃにに、にぃにの茅の輪編んであげるの」 【日々姫】「それができんよーになったら、お祭り、急にいろあせちゃって、さみしくなって、足な自然に遠のいちゃって。 ばってん――今年は、また……うふふっ!」 【日々姫】「ね! にぃに。今年も……もしもにぃにがイヤじゃなければ――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うんっ!」 【日々姫】「ほんならにぃに、今から編んであげるけん。ご褒美に……えへへっ、またお膝にのせて?」 ;SE 膝にのる ;7/左→(膝にのって見上げてしゃべる状態なので);2/右前 ;1/前(背中向き・密着) /基本、手元に目線おとして、適宜にぃにを見上げてください 【日々姫】「ふふつ、ありがとお。――(呼吸音)――んしょっ。――んっ」 【日々姫】「ほんなら、編むけん」 ;SE チガヤでミサンガを編んでいく 【日々姫】「まずは抜き取ったカヤ……チガヤの束を、おおざっぱに――(呼吸音)――こぎゃんして、みっつにわけて」 【日々姫】「そしたらあとは……ん――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ひたすら――みつあみに――(呼吸音)――あんで、って――(呼吸音)」 【日々姫】「(集中した呼吸音+作業のニュアンス。90秒ほど)」 【日々姫】「……ん。ふふっ――確かに。(呼吸音)……わたしも随分――(呼吸音)――ちいちゃかころとくらべたら――(呼吸音)――手際よぉ――(呼吸音)―― なった――(呼吸音)――よね――(呼吸音)」 【日々姫】「ちいちゃか、ころは――(呼吸音)――にぃにに、よかとこ、みせたくて――(呼吸音)――緊張しちゃって――がんばって――(呼吸音)―― 指先、ふるえて……ふふっ――(呼吸音)――30分くらい――たぶん――(呼吸音)――かかっちゃってた、ばってん――(呼吸音)――いま、は――(呼吸音)」 【日々姫】「(集中した呼吸音+作業のニュアンス。90秒ほど)――っと――もーちょっと――(呼吸音)――うん」 ;SE stop ;2/右前(密着) 【日々姫】「そしたらにぃに? 手首ば出して」 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)――えへへ、ありがと。結んじゃうね」 ;SE チガヤミサンガを手首に巻いて編み止める 【日々姫】「公務、も……(呼吸音)(呼吸音)――乗務も、あるけん――(呼吸音)(呼吸音)――滑り結び、して――(呼吸音)(呼吸音)――広げて、はずせる――(呼吸音)(呼吸音)――ように、して――(呼吸音)(呼吸音)――っと!」 ;SE stop 【日々姫】「えへへ。でーきた。これでにぃには一年ずっと大丈夫! わるぃこととかイヤなこと、ぜぇんぶひーちゃん特製の茅の輪が肩代わりしてくれるけん」 【日々姫】「……(甘えてためらう呼吸)……それで、ええと……もしも面倒じゃなかったら、ね? にぃに」 ;3/右(接近囁き) 【日々姫】「私の分の茅の輪。やり方教えるけん。にぃにが編んでくれたらすごぉく嬉しいんだけど――(呼吸音)」 ;SE 携帯着信音 ;膝の上からとびのいて →;1/前 【日々姫】「ひゃうっ!!?」 ;1/前 【日々姫】「携帯? なに、だれ? え!? 社長!!?」 【日々姫】「なんで私に?? って、あ――うん。出なきゃ」 ;(よそ行きのいい声) 【日々姫】「はい。右田です。どうなさったんですか? まさか、なにかトラブルでも」 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――はい。あ、にぃに――んんっ、兄さんの携帯がつながらなくて――っ♪」 ;独り言、小声 →受話器に向かい直す 【日々姫】「にぃに、邪魔入らんよー、携帯きっといてくれたとかな……ふへへっ――あっ!? いえ、ごめんなさい。なんでもないです。 それで、あ! にぃにに変わります?」 【日々姫】「このままで……(呼吸音)(呼吸音)――ふんふん――海外のお客様が……(呼吸音)(呼吸音)――あー、なるほど。今日中につけなくなって――(呼吸音)(呼吸音)――! あ! はい、もちろんです! そうしていいなら泊まっちゃいます! 嬉しか! ありがとうございます!!」 【日々姫】「(呼吸音)――あ、ですね。うん。わたしデザイン息づまってるのもあるし――ブルートレイン鱈木(たらぎ)。ご近所過ぎていっかいもとまったことがなかったですし」 【日々姫】「――はい、ありがとうございます。かならずなにか……ちょっとでも持ちかえれるよう――(呼吸音)(呼吸音)――うふふっ、どうですね! 思いっきりに楽しんで! その楽しみから、なにかきっと見つけ出します!」 【日々姫】「はい。――はい。――(呼吸音)(呼吸音)――はい。ありがとうございました。失礼します」 【日々姫】「(電話切った安堵&自らを落ち着ける吐息)」 【日々姫】「にぃに、あのね? 電話、社長らで、外国からのお客様、来る予定だったのが飛行機の遅れで明日になっちゃうんだって」 【日々姫】「で、先様のご希望で予約しといたお宿。ブルートレイン鱈木がこのままだと当日キャンセルで完全に無駄になっちゃうから、よかったら泊まらないかっていうお話しで……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――よか!? よかと!? やったぁ!」 【日々姫】「うふふっ、そしたらお泊りの荷物だけまとめて、駅に行こ! 来賓のためのためだった特別ダイヤ。鱈木廃駅への臨時停車で、そのまま走らせてもらえるってゆー話やけん!!」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track4 夏汽車。夜汽車 ;//////// ;環境音 SL人吉走行音 ;にぃにと日々姫、ボックスシート隣同士、横並びです。基本、にぃにの方見ながらはなして、時折車窓の外見ていただけましたら ;進行方向向きに座ってる↑ ; (窓)日々姫 にぃに (通路) ;7/左 【日々姫】「……夜汽車……(一分ほど、車窓を流れる夜にうっとりと見入る吐息)」 【日々姫】「私達がおやすみやけん。キハ07になるかと思うとったけど――臨時列車、8620(ハチロクニイマル)牽引とね。これもお客さんのリクエストやったとよね、きっと」 【日々姫】「来賓のお客様が乗る列車――ちょっと前までだったら、機関士にぃに、助士が私の、一番ミス率の低い組で、ほとんど固定だったけど……」 【日々姫】「(ふふっ、と微笑んでから幸せそうな呼吸。30秒ほど)」 【日々姫】「まっこと、変わったとね。いろいろと。 にぃに抜きでも、ちゃあんと8620――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――こぎゃん静かに、ここちよぉ歌って走るだなんて」 【日々姫】「車窓風景だって……(車窓風景をじっと見る。90秒ほど)」 【日々姫】「にぃに、見ゆるや? ちょこっと体、ずらしたほうがいい? 窓の外。ね。にぃにが帰ってきたころよりも、明かり。増えたよね。 暮らしの明かり。人の灯りが」 【日々姫】「(幸せそうな数呼吸)――いちど御一夜を、クマを……離れなくっちゃいけなかった人たちが、少しずつもどってきてくれてる。 新しく御一夜・クマで暮らしをはじめるひとたちが、じわじわだけど増えてくれてる」 【日々姫】「たった一両のSLが。一本のレールが、バラバラになりかけていたみんなをもう一度つないでくれた。 ……すごかことよね。本当に。私もちょこっとはそれに関わらせてもらえたのが、今でも信じられん気がするくらいに」 ;7/左→;7/左(密着) 【日々姫】「(甘えて、にぃににもたれかかるニュアンス。息)」 【日々姫】「……(幸せな笑み)――そんなふうにして、どんどん線路はつながっていく。 エステ列車が走ったら、新しいお客さんたちものってくれる。 そぎゃんして増える繋がりは――日ノ本中の、今は苦しんでる全ての鉄路に、勇気を与える」 【日々姫】「……エステ列車にかかってる期待。全然おおげさじゃないって感じる。 感じるから、こそ……(また悩み込んでしまう呼吸。60秒ほど)――あ」 【日々姫】「音……そか、私、客車からの音って、いまままでほとんど聞いたことなかった。うん……」 【日々姫】「(三分くらいたっぷり、耳を澄ませて走行音を楽しむ呼吸音)」 【日々姫】「……キャブ内の音とぜぇんぜん違うと。8620のブラスト音もドラフト音も、すっごく遠い。 火室の中で石炭のパチパチいう音も、給水バルブひねるとざーーーーって水ばながれる音も、全然聞こえん」 【日々姫】「ばってん……(呼吸音)(呼吸音)――その分聞こえてくる音も多かとね。 ジョイント音、がたんごとんて。こぎゃんクリアにいっつも聞こえてくれるなら、異音検知もめちゃくちゃ楽になるとよね。それに――」 【日々姫】「(耳を澄ませて4呼吸)――連結部。こぎゃんうるさくガッチャンガッチャン音立てるとね。 近くにすわると、気になっちゃうかも」 【日々姫】「……ドア閉めとってもこれやけん……むしろ足元からの振動? が音になってつたわってきいとる感じなのかも」 【日々姫】「……ばってん、床材は木 一択やし……吸音材とか貼っちゃうと、難燃性を落としちゃいそうだし……万一のとき、ガスも出そうな気がするし――ん…… (しばらく悩みこむ呼吸音)……」 【日々姫】「んー……連結部いじったほうがよかとかなぁ、客車の連結部のこと、いままで深くは考えたことなかったけん、もっといろいろ話しばきいて――あ」 ;環境音 列車、減速 【日々姫】「……もうついちゃうんだ。あっという間。(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――減速、スムーズ。 あ!? にぃに、あれ。停止目標新設されてる。廃駅だけどこれなら……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!――うふふっ! 停止位置ぴたり。やるなぁ」 7/左 【日々姫】「そしたらにぃに、降りよ!で」 ;SE  ;1/前(マイクに背中向き) 【日々姫】「(歩く&ワクワクで弾む呼吸音。10呼吸ほど)」 ;環境音 (坂本駅音源の冒頭部を想定) 【日々姫】「うひゃっ、すごか迫力! ふふっ、サービスのつもりなのかな。 ばしゅっ! ばしゅっ! ばしゅっ! っ、って、これもすごくよか音。 それに、お客さんにぎわっとるねー。廃駅への臨時停車、めずらしかもんね。うふふっ、ハチロクすごい人気」 ;7/左(騒音あるので耳に密着で) 【日々姫】「ね、にぃに。お宿に入る前にちょっとだけ、ホームで時間すごしてもいーい? ((呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ううん、おしゃべりしたいとかじゃなくって…… (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん! そぎゃんと!!」 ;環境音 振り鐘なりはじめ 【日々姫】「っ!」 ;7/左 【日々姫】「うふふっ……(うっとりと幸せにハチロクの振り鐘に聞き入る呼吸音&幸せな笑みがこぼれる系ニュアンス。90秒ほど)」 【日々姫】「ハチロクの振り鐘――やっぱりめちゃくちゃ響くとね。 すごくいい音。音ば聞くなら、これ聞き逃したらいけんよねーって」 ;SE 汽笛 【日々姫】「あ!」 ;環境音発車見送り(発車見送り音源の3:20秒あたり以降を想定) 【日々姫】「(列車を見送る呼吸。30秒ほど)……行っちゃった。あっという間。 走らせるのはあぎゃん大変ばってん、乗るもの見送るのも、ほんと、笑っちゃうほどあっけなか。 ――けど、うふふっ」 ;7/左 【日々姫】「これでにぃにとまたふたりきり、ね!」 ;ぱっと離れて →;1/前 【日々姫】「そしたらにぃに。お宿――ブルートレイン鱈木…… の前に! 汗かいちゃったし、お風呂、いこっか!」 ;//////// ;Track5 ブルートレイン鱈木で添い寝 ;//////// ;環境音 ブルートレインたらぎ空調 F.I. ;3/右 【日々姫】「あー! お風呂気持ちよかったー! 温泉じゃない、沸かし湯の銭湯! 御一夜に、温泉街に住んでると、逆に結構新鮮よね〜」 【日々姫】「寿老人(じゅろうじん)の湯。噂には聞いとったけど、うん。 サウナもあって、ひろびろしとって! わざわざ御一夜から入りくる人がいるのも、わかる!」 【日々姫】「ばってん……(きょろきょろと嬉しげにあたりを見回す呼吸とニュアンス)」 【日々姫】「さっきまで広々しとった分、急に狭く―― 結構みっちり感じちゃうとね、ここ……個室B寝台」 【日々姫】「いろいろ話ばきいとったけど――うん。思ってたよりもっと狭かとね。 個室っていうだけあって、ふたり入ると、結構ぎゅうぎゅう」 ;3/右 ‘にぃにと”から接近囁き 【日々姫】「でも――えへへっ! ベッドにだったら、こうして並んで座れるし―― にぃにとだから、この狭さだってむしろごほうび ――(ちゅっ)」 【日々姫】「それに、なんか空調の音も……ね? にいに。すこぉし、『し〜っ』って」 ;環境音 Vol.up 【日々姫】「(空調に耳を傾ける呼吸音。一分ほど)」 ;ボリューム戻して 【日々姫】「……すごく、うん。独特の音。このちっちゃなファン一箇所から……(呼吸音)(呼吸音)――これだけの冷風出てるからかな。 すごく低い……響くみたいな音な気がする」 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――なんでだろ。なんか懐かしいみたいな気がする。 懐かしくって、落ち着くみたいな……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ……(匂い嗅ぐ。すんっ)」 【日々姫】「にぃに、石鹸の匂い、いい匂い。耳ば澄ましてると、匂いにも敏感になるのかな。 いっつもよりも――」 ;ダミーヘッドマイクの匂いを、いろんな確度からかぎまくる 【日々姫】「(すんすん、と匂い嗅ぐ息とニュアンス、一分ほど)」 ;3/右 【日々姫】「(すうううううううううううううっ――ふはぁっ)……にぃにの匂い。石鹸とまじった良か匂い。 いっつもよりも、ずうっと深くまで感じられる気がする」 【日々姫】「……(にぃにに匂いをもっと堪能したくて、数十秒思考を巡らすニュアンスと呼吸)」 【日々姫】「あ! ね、にぃに。せっかくお風呂あがりだし、二人で一緒にいるんだし。 私がいっつもやってるケア、ヘアケア。頭のケアば、試してみんと?」 ;$=SE シリコンブラシを手のひらで鳴らす。耳元近くで 【日々姫】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん。あのね。使うのはこれ。 シリコンのかたくてやわらかピンがたぁくさんついとる――$ (呼吸音)――シリコンブラシと〜」 【日々姫】「あ、これもけっこういい音? ん……」 ;シリコンブラシ鳴らしつづける 【日々姫】「(30秒ほど、手のひらでシリコンブラシ弄ぶ呼吸とニュアンス)」 【日々姫】「んふっ。こいばね? 頭皮。頭の皮膚ばマッサージするブラシ。 ドライマッサージっていうてオイルとか石鹸とか使わんで、湯上がりの湿ったお肌をそのままごしごししていくの」 【日々姫】「シリコン、適度に固くって、痛くないギリギリのラインでやわらかくって、気持ちよかけん。 にぃににもたーっぷりしてあげるとね?」 ;3/右(接近囁き) 【日々姫】「ほんなら、するけん。お顔、こっちに向けて……んふっ」 ;シリコンブラシ(ソフト・継続) ;1/前(ブラッシングイメージで適度に動いてください) 【日々姫】「まずはゆるーく――(呼吸音)(呼吸音) 軽めに軽めに――(呼吸音)(呼吸音) シリコンの刺激に――(呼吸音)(呼吸音) お肌、なれさせたげるイメージで――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「(ゆったりとブラシがけする呼吸とニュアンス、一分ほど)」 【日々姫】「ん……(呼吸音)(呼吸音) あたまのおはだ――(呼吸音)(呼吸音) ブラシにつられて――(呼吸音)(呼吸音) ゆるゆる、じわじわ――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「ここちよー――(呼吸音)――のび、て――(呼吸音)―― やわらかに、なってっとるの――(呼吸音)(呼吸音) にぃに、わかると?――(呼吸音)(呼吸音)―― ね、力まんで――(呼吸音)――受け入れて――(呼吸音)――みて――(呼吸音)」 【日々姫】「(さらにゆったりブラシがけする呼吸音とニュアンス。一分ほど」 【日々姫】「ん――(呼吸音)――うん」 ;SE stop 【日々姫】「お肌ばじわーってぬくぅなって、にぃにが気持ちよーなっとるの、私にもつたわってきとーと。んふふっ。 ほんなら、もーちょっとだけ強めにいくけん」 ;3/右(接近囁き) 【日々姫】「力ばぬいて、私にぜぇんぶ任せて――ね?」 【日々姫】「ほんなら。んしょっ」 ;SEシリコンブラシ(強め・継続) ;1/前(ブラッシングイメージで適度に動いてください) 【日々姫】「今度はちょっと――(呼吸音)(呼吸音) 押し込む感じで――(呼吸音)(呼吸音) なじんだお肌を――(呼吸音)(呼吸音) さらに、伸ばして――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「(少し力いれてブラシがけする呼吸とニュアンス、一分ほど)」 【日々姫】「っと……(呼吸音)(呼吸音) なんか、じわって――(呼吸音)(呼吸音) 私の、方も――(呼吸音)(呼吸音) 汗、ば、すこぉし――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「滲んで、きててー――(呼吸音)(呼吸音)―― これ、結構――(呼吸音)(呼吸音) よか運動に――(呼吸音)(呼吸音)―― なってるの、かも――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「んっ……ふふっ――(呼吸音)(呼吸音) にぃにの、匂いも……(呼吸音)(呼吸音) こく、なってる、けん――(呼吸音)(呼吸音) きっと、私の匂いも――(呼吸音)――にぃに、に――(呼吸音)」 【日々姫】「(ちょっと気恥ずかしくなりつつも幸せにブラシがけする呼吸音とニュアンス。一分ほど」 【日々姫】「んふふっ。よかね。おーしまい」 ;SE stop 【日々姫】「そしたら仕上げに、ハンドマッサージ。 私のおててでにぃにの頭、もみもみとんとんしたげるね?」 【日々姫】「まずは、もみもみ――んしょっ」 ;SE 素手で頭皮マッサージ(継続) 【日々姫】「もみもみ――(呼吸音)(呼吸音) やわやわ――(呼吸音)(呼吸音) もみ、もみ――(呼吸音)(呼吸音) やわ、やわ――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「ゆるんだ、お肌を――(呼吸音)(呼吸音) こぎゃん、して――(呼吸音)(呼吸音) さらに、ほぐして――(呼吸音)(呼吸音) ほぐして、ほぐして――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「(愛情たっぷりにマッサージする呼吸音とニュアンス。90秒ほど)」 【日々姫】「親指、つかって――(呼吸音)(呼吸音) お耳の、うしろも――(呼吸音)(呼吸音) やわやわ、もみもみ――(呼吸音)(呼吸音) やわやわ、もみもみ――(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「あとは、全体――(呼吸音)(呼吸音) こぎゃん、して――(呼吸音)(呼吸音) 広く――ゆるうく――(呼吸音)(呼吸音) もみもみ――(呼吸音)――ほぐし、て――(呼吸音)」 ;SE stop 【日々姫】「(やりとげた感じ、一段落の長い吐息)」 【日々姫】「そしたら最後の仕上げにとんとん。 両手をくんで、かるぅくかるぅく、肩たたきみたいに、頭たたきしたげるけん」 【日々姫】「いくよ〜――ふふっ」 :SE 頭たたきマッサージ(床屋さんでしてもらえるやつ。組んだ両手の間に空間つくって、叩くときそこがなる音を伝えたい) 【日々姫】「(上機嫌で頭たたきマッサージする息とニュアンス、3分ほど。 『ここ、どぎゃん?』とか『んふふっ、よかみたいねー』とか、そういう系のアドリブ混ぜていただけたらうれしいです)」 【日々姫】「うん!」 ;SE stop 【日々姫】「はぁい。おつかれさまー。泥エステもよかけど。オイルマッサージもオイルマッサージで素敵やけど。 ドライマッサージもドライマッサージで――んふふっ、よかもんでしょお――あ……ふぁ――(大あくび)」 ;SE 隣に座り直す ;SE ;3/右 【日々姫】「ん……なんだろ。なんか安心したのかな。 ここんとこずーっとデザインのことだけ考えとって、精神キリキリ尖らせとって―― それがなんだか今日一日で……にぃにとすごして、ふんわりゆるんで……」 【日々姫】「答えは全然まだ見えなくて……状況、なーんもかわっとらんのに。 なんでかなぁ――すごく、安心しちゃってて――ふぁ――」 【日々姫】「んっ――(噛み殺そうとするが、やっぱりあくびがでてしまう)」 【日々姫】「ああ、いけーん。もーなーんも考えられんし、集中できん感じになっとぉ」 【日々姫】「だって。にぃにがぽかぽかしてて、よか匂いして。 私とにぃにがくっついとるとこ……(微笑)――ね? こぎゃんぺったり、溶け合うみたいできもちよくって」 【日々姫】「やけん――ね? にぃに」 ;3/右 接近囁き 【日々姫】「個室ばひとつ、無駄にしちゃうけど。 ひーちゃんこのまま、にぃにと一緒に、くっつきあって寝たいなぁ、なぁんて――」 ;3/右接近→‘うふふ”で少しだけ身をはなす 【日々姫】「(期待に満ちた呼吸)(安堵して嬉しい吐息)――うふふっ」 【日々姫】「そんなら、ねんね。にぃにと一緒に毛布にもぐって、ぐっすりと」 【日々姫】「(右頬にキス)」 ;3/右(囁き) 【日々姫】「ゆっくりのんびり、ねんね、しようね?」 【日々姫】「(穏やかに眠ろうとする息。60秒)」 【日々姫】「(穏やかに眠ろうとする息。60秒)」 ;以降、全てウィスパー ;3/右 【日々姫】「ん……(寝入りばなの、けど寝付けない呼吸とニュアンス。90秒ほど)」 【日々姫】「……いけん、眠れん。眠たいのに……(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「にぃにぃといちゃいちゃしとらんと……いろんなことば考えちゃって…………」 【日々姫】「それに……うふふっ――にぃにと一緒でドキドキしすぎ……っていうのももちろん、すごくあるけど……」 【日々姫】「ばってん、これって――それプラスで……うん……たぶん……」 【日々姫】「ん……(ゆったりと8呼吸)」 【日々姫】「これ……うん。私――(小さな苦笑)――いつの間にか、てっちゃんみたいになっちゃってると」 【日々姫】「客車の中におるとに――ぜんぜん、少しも、いつまでたっても走りださんのが、 なんか――ものすごく違和感で……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【日々姫】「ばってん、いいかげん眠らんと明日に響くし…… 効果あんまりいっつもなかけど……羊の数でもかぞえて…………あ、ううん」 【日々姫】「目をとじて、イメージのなかで走らせればよかとよ、きっと。 こん客車、ブルートレイン……ゆったり、のんびり――走らせ、て…………」 ;このがたんごとんでリスナーさんを完全に入眠させたいイメージです。静かにゆったり、電車絵本を読み聞かせるがごとく優しくでお願いいたします。 【日々姫】「がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん。がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん」 【日々姫】「がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん。がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん」 【日々姫】「がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん。がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん」 【日々姫】「がたんごとん、がたんごとん……ふぁ――がたんごとん、がたん、ごとん」 【日々姫】「がたん、ごとん――がたん、ごとん――がたん、ごとん……がたん、ごとん……」 【日々姫】「(以下、がたんごとんを30回ほど、だんだん眠くなって、声が減って息が増えるイメージでいただけますと幸いです)」 【日々姫】「ん……ぁ…………ぁ……とん……んっ――――(小さなあくび)」 【日々姫】「(息だけでゆったりがたんごとん、がたんごとん――で、呼吸に溶けていってください)」 【日々姫】「(今度こそ入眠に向かう寝入りばなの呼吸 、8呼吸)」 【日々姫】「(穏やかな入眠の呼吸とニュアンス、8呼吸)」 【日々姫】「(穏やかな入眠の呼吸とニュアンス、8呼吸)」 【日々姫】「(穏やかな寝息とかずかなとニュアンス、8呼吸)」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track6 個室B寝台で寝息ループ(おまけパート。寝息ループ) ;//////// ;環境音、なりっぱなし(ループトラック) ;7/左(密着) 【日々姫】「(ニュアンスの少ない穏やかな寝息 一分ほど)」 【日々姫】「(ニュアンスの少ない穏やかな寝息 一分ほど)」 【日々姫】「(ぐっすりと熟睡している、深い寝息、一分ほど)」 【日々姫】「(ぐっすりと熟睡している、深い寝息、一分ほど)」 ;//////// ;Track7 朋永真季さんテーマトーク ;//////// ;以下のセリフは単なるガイドです。ご随意にご変更いただき、朋永さんのトークをいただけましたらと願います ;マイク位置も自由で大丈夫です。好きに動くなり近づくなり遠ざかるなりなさっていただけましたら幸いです 【朋永】「こんばんわ。ですよね、きっと。安眠ボイスですもんねー。 『まいてつ pure station』右田日々姫役、朋永真季です」 【朋永】「自分で演じててなんですけど、日々姫ちゃん、しあわせになれましたね〜。 このこ、すっごく失恋シーンが多いから、自ルートだとほんと、安心できます、私までなんか」 【朋永】「じゃないや、ええと。このフリートークコーナーは、みなさんからいただいたトークテーマにそって、 わたし、朋永真季が自由に話して、自由に終わって大丈夫、なコーナーなんだそうです」 【朋永】「なんか、トークテーマも自由なのがあつまっちゃいそうな感じですね。 お手柔らかにお願いしたいんですけど……まぁ、いきましょう。 第一回のトークテーマは、じゃっん、こちら」 【朋永】「テーマをお寄せくださったのは『らるらる』さん。 らるらるさん、お便りありがとうございます」 【朋永】「いただいたテーマは……ふむふむ。 『朋永真季さんが御一夜に遊びに行った時に、まずやってみたいこと、会ってみたい登場人物は、なんですか、誰ですか?』 だそうです。わ、これは話しやすそう!」 【朋永】「(以下、テーマトークお願いします)」 【朋永】「みたいな。うふふっ。 いってみたいですね、御一夜。たとえば夢の中ででも」 【朋永】「って、みなさんはもう夢の中なのかもですよね。 あんまりおじゃましないよう、そろそろトーク、おしまいにします」 【朋永】「まいてつヒロインたちが、それぞれにゆかりのある土地、ふるさとを訪ね歩きながら、あなたと一緒にのんびりすごす、『ふるさとのおと』。 日々姫をお送りしたのは、日々姫役 朋永真季でした」 【朋永】「それじゃあそろそろ、おやすみなさい。 明日も素敵な一日を!」 ;おしまい