「てやああああっ! ドルフィン・ムーンサルト!」 // Se 蹴り //SE ぼよよん 「っく! また手応えがありません……攻撃が、あまり効いてないみたいですね……!」 (っち! 大きなクラゲの異海妖……ジェリーアビス。厄介な相手ね……!) (体全体がぶよぶよしていて、打撃がほとんど効果がないなんて……もう何発も打ち込んでるのに、全然ダメ) //SE 触手 「っと! 遅い遅い……そんな触手、当たりません!」 // 泳ぐ 「ふふっ! そんなもので、このわたしに触れようだなんて……甘く見ないでください!」 「異海に適応しているのは、貴方達だけじゃないんですよ。わたしの水泳能力……異海特捜の機動力は、貴方達よりずっと上です」 「ジェリーアビス! 貴方なんかでは、わたしを……異海特捜ネレイディアを倒すことは絶対に無理なんですよ!」 (そうよ……わたしに負ける要素なんて、一つもない!) (異海特捜ネレイディアは、無敵の変身ヒロインなのよ!) (例え異海であっても、水の中ならネレイディアの独壇場。スピードも機動力も、絶対に遅れは取らない!) (このクラゲ……動きは遅いし、攻撃も単調だし。どれだけ攻撃されても、避けるのなんて楽勝なのよ!) (だから、絶対、負けはないんだけど……) 「今度はこっちからいきますよ! ってあああああああ!」 //SE 打撃音 //SE ぼよよん 「っ! ダメです……また……!」 (っ……攻撃が吸収されてる。ゴムみたいにぶよぶよした体のせいで、ダメージが通らない!) (敵の攻撃は簡単に避けられるけど……逆に、こっちの攻撃も効いてない……) (ああ、イライラする! 本当、面倒な異海妖ね!) (でも……このままもたついているわけにはいかないわ。攫われた人たちを助け出すためにも……早く、こいつを倒さないと……) (そうよ。大事な人々を守るために、わたしは異海特捜になったんだから!) (手段はないわけじゃない……少し危険だけど……やるしかない!) 「……いいでしょう。貴方に付き合うのも飽きました。次で終わりにしてあげます!} 「システムデルフィナス、フルパワー! はあああああああっ!」 //SE 機械音 起動 (すべてのエネルギーを攻撃に回して、全力で突っ込んで、一気に打ち破る!) (防御を捨てた危険な賭けだけど……大丈夫よ渚。出来る! 水泳の大会と同じよ。絶対勝てる、自信を持つのよ。勝てる、わたしなら勝てる!) 「っはああああああああ!」 //SE 泳ぐ 「全力突貫! トルピード・ラムクラッシャー!」 //SE 貫通、大ダメージ (よし! 全エネルギーを攻撃と推進力に回した、トップスピードを乗せた突撃よ!) (手応え十分……今まで攻撃を吸収していた、クラゲの被膜も貫通したわ!) 「っふ! どうですか! これが異海特捜ネレイディアの真の力です!」 「少〜し手こずりましたけど、本気を出せばこんなものです! 異海特捜ネレイディアは、無敵なんですから!」 (危険な賭けだったけど……勝負は結果が全て! これでもう動けないでしょ、わたしの勝ち…………って) //SE ぶよぶよ //SE 触手 「っ!? な、なんですか……まだ動いて……ぶよぶよが、広がって……!?」