// 主人公がふと目を覚ますと、そこはコンクリート打ちっぱなしの広い空間だった。 / そして、近くに少女が一人座っていた。 ……あ、おはようございます。 そして、初めまして。 私はリリス。 あなたを誘拐した張本人です。 はい、誘拐です。 部屋にいたあなたを眠らせて、ここに連れて来ました。 ……ここですか? 結界の中ですよ。 あなたのいた空間からは断絶された、一種の異世界とも言えますね。 見ての通り、家具も、ドアも、窓さえもないから、外側から誰かが助けに来ることは出来ません。 // あなたはポケットからスマホを取り出す ……外に連絡しようとしても無駄ですよ。 今言ったばかりですが、ここはあなたのいた空間とは違う場所に作られた結界の中です。 なのでここでは、あらゆる通信手段は意味をなしません。 あなたは今、完全に孤立しているんです。 あ、でも安心してください。 ここにいる限り、外の世界で時間が流れることはありません。 仮にあなたが1年間ここで過ごしたとしても、外では1秒たりとも時間は経過していません。 それに、ここには空腹や疲れといった概念もありません。 何日飲まず食わずでいようとも、激しい運動を続けようとも、あなたの身体に悪影響はありません。 当然、老化することもありませんよ。 // あなたは怪訝そうにしながらも、少女が何者なのか問う。 ……私の正体、ですか? あ、まだ教えていませんでしたね。 私はサキュバスです。 人間の男性をそそのかし、精液を奪い取る悪魔……。 ……なんですか、その狐に包まれたみたいな顔は。 ま、信じてくれなくても何ら問題はありませんが。 でもまあ、そういうことなので……あなたの精液、もらいますね? 拒否権はありません。 私に目をつけられてここに連れてこられた時点で、あなたは私の餌になることが決定しているんです。 ふふっ……大丈夫ですよ。 何もあなたの精を搾り尽くして殺してやろう、なんて思ってませんから。 さっきも言いましたが、ここには疲れや老いと言った概念がありません。 通常であれば、射精は大幅に体力をを消耗する行為ですが、ここでは関係ありません。 あなたが何度精液を出そうとも、あなたの身体は一切の疲れを感じません。 ペニスは勃起したまま、次の射精を行えますよ。 というわけで……そうですね……最初は、フェラチオなんてどうですか? あなたのおちんちん、このお口でじゅぽじゅぽしてみましょうか。 きっと、最高に気持ちよくなれますよ……。